Civic Tech Fun! Fun! Report! 2024年9月号

2024.10.01 | 活動レポート

はじめに

Civic Tech Fun! Fun! Report! 2024年9月号は、Code for NPO、シビックテックさいたま、Code for Japanの3団体のレポートを掲載しています。 Code for NPOでは社会課題勉強会シリーズが早くも7回目。今回は自治会がテーマだったそうです。また、シビックテックさいたまはシビックテック入門イベントを開催。こちらは公園・選挙・防災をテーマにアイデアを考えたそうです。異なる団体でも共通点のありそうなイベントなのが面白いですね。 今回も各地のFunFunレポートをお楽しみください! 協力:戸川さん(Code for NPO)、クワハラさん(シビックテックさいたま)

Code for NPO

Code for NPOの戸川です。
今月は、9月26日に「IT・デジタル人材のための社会課題勉強会#7」を開催しました。
今回のテーマは、「自治会の現状と困りごと」
プロボノ活動で多くの自治会や地域活動の支援をしているNPO、サービスグラントでデジタル活用を推進するコーディネートチーム「デジボノ」の田中洋さんをゲストに迎えて、自治会が抱える困り事やその背景を探ってみました。
町会や区、集落など、地域によって呼び方は様々ですが、日本のほとんどの地域には「自治会」という地縁団体が存在しています。ですが、その多くは加入率が下がっており、高齢化・後継者不足に悩んでいます。
一口に自治会といっても、都道府県によっても違いますし、同じ都道府県の中でも、地域性によって、自治会の位置づけに差があるということも、ディスカッションの中でわかってきて、非常に興味深かったです。
そのように色々な事例を聞いて、考え、意見交換することにも意味があると思います。
今後も、このような社会課題勉強会を継続して開催していく予定です。
Code for NPOチャンネルはこちらから

シビックテックさいたま

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シビックテックさいたまでは、テクノロジーに苦手意識があったり、馴染みがなかったりする人たちでも気軽に参加できるように、日ごろから「入門編」「初心者向け」として、勉強会やイベントを開催しています。
2024年9月5日(土)に、シビックテックを知ってもらうためのイベントをさいたま市大宮区「エムズスクエア(武蔵野銀行本店2階)」で開催しました。
アーバンデータチャレンジ(UDC)2024埼玉拠点のキックオフイベントを兼ねていることから、UDC事務局の小俣博司さんにお越しいただき、世界や日本の事例をもとに、”シビックテックとはなにか?”をわかりやすく伝えていただきました。
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小俣博司さん UDC事務局  / 一般社団法人 シビックテックジャパン 代表理事
東京大学空間情報科学研究センター 特任研究員
「埼玉でなにができるか?を考える」アイデアワークショップにつなげるために、さいたま市内で活動をする3名に、話題提供として次のテーマでお話をしていただきました。
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テーマ1「公園で!」 冨田かおりさん(認定NPO法人さいたまユースサポートネット)

さいたま市内は、子育て世代の人口が急激に増え、1人あたりの緑地面積が全国平均より少なく、市民が自由に使える公園がほとんどありません。新築マンションや戸建ても密集しているため、騒音に厳しく、ボール遊びが禁止されている公園も多いのが現状です。現状を改善するためには、今ある公園がどう使われて、どう市民が困っているのかを“見える化”する必要があり、そこにシビックテックのチカラを利用できないか?という投げかけがありました。
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テーマ2「選挙で!」 北野陽子さん(任意団体エルワイス)

昨年行われた「さいたま市議会選挙」では、候補比較のための情報が少なく、候補選びが難しかったという声が多く聞かれました。また選ばれた議員の普段の活動についても、議員のホームページや報告書など限られた場でしか目にすることが出来ません。他地域の事例を参考に、さいたま市でもなにか作れたら!という提案がありました。

テーマ3「防災で!」 大野さやかさん(埼玉県イツモ防災インストラクター)

大地震への危機感が高まる一方で、住んでいる地域にどのくらいの備蓄品があるか?避難環境が整っているのか?など、実は多くの人が把握していないという現状があります。また、市民の防災への意識が高まっているとはいえ、まだ十分ではありません。防災に関するオープンデータを使い、市民の防災意識を高めることができるのではないか?という話題提供がありました。
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最後に、「公園」「選挙」「防災」3つのグループに分かれ、「埼玉でなにができるか?」を考えるアイデアワークショップを行いました。
「公園」では、“やっていいこと”の情報だけを掲載するのではなく、“やってはいけないこと”をすべて掲載することで、いかに公園の利用が制限されているかを可視化するというアイデアがあがりました。「選挙」では、若い人からの「文章は3行まで、動画は1分まで」という率直な意見があり、情報発信の方法について考えさせられる場面がありました。「防災」では、地域全体の防災を考えたり、すべての情報を把握したりするのは難しいうえに、自分ごととして捉えにくいので、PTA・学校・自治会・クラブ活動など、小さなコミュニティそれぞれの特徴をふまえて、役割をもたせるような仕組みが必要ではないか?という意見があがりました。
シビックテックさいたまでは、今後も地域の人たちの身近な問題意識を洗い出し、それを具現化するためのサポートを続けていきます。
<共催>アーバンデータチャレンジ2024実行委員会
<後援>さいたま市
<協力>一般社団法人コード・フォー・ジャパン、株式会社武蔵野銀行
レポート:シビックテックさいたま クワハラシズカ

Code for Japan

9月と10月はコミュニティイベントは少し頻度が減って11月のイベントに向けた準備を進めています。
そう11月16日は草津でCode for Japan Summitがあるのです!
キーノートはオードリー・タンさんと安野貴博さんが決定しています。その他のプログラムもそろそろ公開予定ですので、お待ちください。
皆さんチケットは既に取りましたか?そして現地参加の方、特に懇親会に参加する方は宿を早めに手配をしておくことをお勧めします。
現地でお会いできることを楽しみにしています!
 

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