2021年9月のシビックテック活動レポート&今後のイベント案内

2021.10.04 | 活動レポート

 
 
ブリゲードの活動を中心にお届けするCivic Tech Fun!Fun!Report!に続けて、シビックテック活動レポ―トではCode for Japanの活動を中心にお届けします。
パラリンピックの余韻とともに、学生の皆さんは新学期が始まり、多くの企業も下半期に向けて気忙しくあっと言う間の9月だったのではないでしょうか。
今月は10日、11日にはデジタルの日が予定されていますね!わたしたちCode for Japanからも「#デジタルを贈ろう」ということで、皆さまに9月の取り組みと10月のイベント案内をお送りさせていただきます。
今回お届けする9月号では、Code for Japan Summit 2021 Online with 東北の開催、Civictech Challenge Cupのこれまでの道のり、NPTech Studio Season2の始動!についてご紹介します。今後のイベントについても是非ご覧ください。

Code for Japan Summit 2021 Online with 東北を開催

9月18,19日に、Code for Japan Summit 2021 Online with 東北を開催しました!ご参加いただいた皆さまは、本イベントをともに考え、ともにつくっていただき、ありがとうございました。申し込み人数は2日間延べで1,765名。完全オンライン開催のYouTube配信ですので、当日ご参加いただけなかった皆さまもアーカイブ配信を是非ご覧ください!
10年前の東日本大震災は日本のシビックテックの源流のひとつであり、現在はコロナ禍にあってシビックテッカーが各地で活躍しています。 今年のテーマは「Rebirth(再生)」。 10年前と共通する「厳しい状況を糧に活躍する」仲間たちとともに、そこに新しい芽を育てていくことを今回のコンセプトにしました。東北のシビックテックコミュニティがホストとして開催し、一日目の東北大学副学長 青木孝文さんによるkeynoteをはじめとして、CfJ代表の関も参加していたHack for Japanの活動を振り返るセッション等、震災をもとに活動に大きく影響を受けた方々のお話をたくさん聞くことができました。
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二日目の経済産業省 須賀千鶴さんのkeynoteでは、代表の関との対談形式で「官民連携の新しい姿」について、それぞれ官僚として、シビックテッカーとしての視点、経験から、組織やコミュニティ、そこに集まる人材や、お互いへ期待することについてお話しいただきました。
多種多様なセッションに加えて、CfJのイベントには欠かせない要素となってきたUDトークでの字幕支援やグラフィックレコーディングも本イベントの「ともに考え、ともにつくる」をより開かれたものにしてくれました。
特に、今年のグラフィックレコーディングでは、「新しい芽を育てる」のコンセプトも踏まえて、イベントで初めて描く方にもご参加いただき、チームとしての学び合いを通して当日を迎えることができました。グラレコまとめについても是非ご覧ください!
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Civictech Challenge Cup これまでの道のり
COVID-19は私たちの生活を一変させたと同時に、若い世代の社会課題に対する関心を高めるきっかけともなりました。自分たちが感じた困りごとや解決したいと考えている社会課題・地域課題にチャレンジするのが、CCC U-22です。このコンテストは6月のエントリーに始まり、今年は参加者枠を昨年の2倍に増やした200名で開催しています。
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7月までの、社会課題を知る・考えるための勉強会を経て、8月からは課題解決につながるプロダクトのつくり方を学び実践してきました。エンジニア学生・デザイナー学生同士の交流を目的としたLT会(ミートアップ)、プロトタイピングのプロセスを学ぶためのワークショップ・ハンズオンを合計10回開催してきました。また、8・9月はパートナー企業の皆さんにメンターとしてご協力いただき、各チームの進捗状況に合わせた相談・アドバイスの機会を設けさせていただきました。
そして、約4か月に及ぶチャレンジの集大成として、10月9日の最終審査会では、選考を勝ち抜いたファイナリストが開発プロダクトのプレゼンテーションを行い、大賞・企業賞が選出されます。視聴者の投票で決定するオーディエンス賞も設けていますので、皆さまにも一審査員としてご参加いただけます(詳細は文末イベント案内に記載のPeatixをご確認ください)。参加者の約4か月に及ぶチャレンジの集大成を是非ご覧ください!

NPTech Studio Season2

「テクノロジーは銀の弾丸では無い。それでも、希望の光になる可能性を秘めている。」
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CfJのNPTech(エヌピーテック:NPOによるテクノロジー活用・事業変革)領域では、CivictechやGovtech領域と同様に「ともに考え、ともにつくる社会」をビジョンに掲げ、NPOとエンジニアの協働機会をつくるとともに、取り組みをリードする人材の発掘・育成、テクノロジーを一つの手段として社会課題解決に取組む人たちがお互いに学び合い、時には支え合うためのコミュニティづくりを行っています。2018年から始めた「ソーシャル・テクノロジー・オフィサー(STO)創出プロジェクト」に続いて、2021年からは新たなプログラム「NPTech Studio」にも取り組んでいます。NPTechチームとともに、Studioの構想に関わってくださったIT批評家尾原和啓さんをパネリストにお迎えしたCfJ Summitのセッションについてはこちらの記事もご覧ください。
NPTech Studioの特徴は、NPOとエンジニアが同じ場に集まり、現場で実践してきた講師陣による、最前線の知識を学び合いながら、NPOが直面している現場の課題をもとに実践的な企画・開発を行う「アクセラレータ型」であることです。今年の4月〜6月で試行したSeason1(詳細記事はこちらから前半後半)では、エンジニアと3つのNPOがチームを組み、若者の自立支援に繋がるプラットフォームアプリなどを開発しました。今回のSeason2でも全7回のレクチャー・ワークショップを通してソーシャルビジネスの観点や事業構想の手法を学び、アジャイル手法でサービスをデザインしていく実践的なプログラムを提供します。
エンジニアを対象に広くご参加いただいた9月11日のDay1を経て、参画するエンジニア4名が確定し、9月23日のDay2からは、エンジニアに加えて、NPOの代表や事務局長も参加した協働ワークが始まりました。
今回のSeason2では「コロナ禍で支援が届きにくくなってしまったマイノリティの方々をエンパワメントする」をテーマに2つのNPO(NPO法人せいしとらんし熊本Cool Fukuoka)にご参加いただいています。
NPOの皆さんにとっては初日ということもあり、次のような感想をいただきました。NPO法人せいしとらんし熊本「ITエンジニアの方々が気さくに会話してくださり、今まで持っていたITのイメージが変わりました。」Cool Fukuoka「取り組みたい活動について幅広く考えることができてとてもよかったです。これからもよろしくお願いします。」これからどのような変化が起こるのか、参加者の共創にご期待ください!

Social Hack Day #31を実施

今月は43名の参加者がハックデ―での活動に取り組み、プロジェクトとしては9件もエントリーがありました!おなじみの酒蔵データーベースのほかに、がんなどの病気を経験してきた人たち同士が経験を共有し、エンパワーしあえるオンラインの匿名性のエコシステムの取り組みや、音声ローカルメディアを繋げてネットワークを作る取り組み、教育関係、地図関係、海外コミュニティとの交流プロジェクト、先端プロトコルを試す会、CfJ SummitのYouTube用の字幕をモクモクする等、多種多様な取り組みに参加者が活発に議論し手を動かしていました。また、各プロジェクトだけで閉じることなく、経験のあるメンバーが複数のプロジェクトを行き来し、はじめて参加するメンバーに声をかけたり、関心に応じて違うプロジェクトに参加したりというのもハックデ―のよいところ。来月はNHKとの合同イベントとして開催します。詳細は文末の10月のイベントをご覧いただき、ご関心のある方はぜひご参加ください!

9月のメディア掲載(抜粋)

  • ぎょうせい「月間ガバナンス」2021年9月号(代表関治之)

今後のイベント

Petixにてイベント公開中! https://code4japan.peatix.com/
約4か月に及ぶチャレンジの集大成です。さらに、当日は、特別協賛いただいている2社から若い世代がシビックテックなどのチャレンジを行うことに対するメッセージとして基調講演も予定しております(株式会社クリーチャーズ 代表取締役会長 石原恒和 様、アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 Hanna Judith 様)。
NHKと共同開催のハッカソンです。「NHK for School」「NHK NEWS WEB」などのデータを活用し、試験的にサービスやアプリケーションを開発することを通して、新たな学びの可能性を探ります。コロナ禍で教育現場や子どもたちの日常に大きな変化が起きている今、新しいサービスやコンテンツのアイデアが本イベントの中で生まれ、カタチとして表現されることを目指します。

ともに考え、

ともにつくる。

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