Civic Tech Fun! Fun! Report! 8月号はCode for GIFUとCode for Nerima、Code for SAITAMA、Code for CAT、Code for Japanの5団体のレポートを掲載しています。Code for SAITAMA &CATの太田さんがはじめて書いてくれています!Code for SAITAMAの記事は、実は◯◯県に飛び出してのマッピングパーティー。そして、Code for CATも石巻ハッカソンのレポートで夏らしく、太田さんが各地で活動しています!Code for GIFUはアーバンデータチャレンジ、Code for Nerimaはkintoneのイベントと、こちらも大盛況です!内容盛りだくさんの8月号をお楽しみください♪協力:天川さん(Code for GIFU)、青木さん(Code for Nerima)、太田さん(Code for SAITAMA & Code for CAT)
Code for GIFU
Code for Gifuの天川です。UDC2019の岐阜県拠点として、8月25日(日)にアーバンデータチャレンジ in 岐阜 キックオフミーティングを岐阜県・(公財)ソフトピアジャパンと共催で開催しました。前半は講演、後半はちょっとしたワークを参加者全員でしてもらう形式での開催です。
前半の部の講演では、はじめにアーバンデータチャレンジ事務局の瀬戸さん「アーバンデータチャレンジにようこそ」と第して今年のアーバンデータチャレンジの活動について説明していただきました。岐阜県はUDCの活動拠点として2016年に初参加してから4年目、アーバンデータチャレンジとともに、岐阜もセカンドステージにチャレンジします。
続いてはCode for Gifuの石井さんから今年のテーマについて説明。今年の岐阜のテーマは「未来のアプローチ方法を学ぶ」。地域やコミュニティの課題を「自分ごと」として取り組むために、見たことも感じたこともない遠い未来ではなく、ちょっと先の未来、0.5歩先の未来を想像してもらうことにしました。
続いては1人目のゲストスピーカーのCodeforJapanの関さん。「オープンデータって誰のため?」と題して、オープンデータを整備してから何をすべきなのか?ということやうまくいく地域の法則としての「面白がり力 + 行動力 + 巻き込み力」など、オープンデータをじぶんごととして使っていく方法について多くのヒントを教えていただきました。
続く2人目のゲストとして、名古屋大学の浦田さんをゲストに迎え、「未来の暮らしとICT」というタイトルご講演していただきました。来るSociety5.0におけるロボット・AI・IoTと人間とが共存した社会、現在におけるスマートスピーカーを使ったお年寄りの見守りサービスなど、ワクワクする未来を見せていただきました。なんと実際にスマートスピーカーによるデモまで!石井さんの個人情報をスマートスピーカーは知っていたみたいです。
後半はワールドカフェ形式で「0.5歩先の地図を作ろう」をテーマにワールドカフェ形式で行いました。3ラウンドで実施、途中で席替えも行い、できるだけたくさんの人と話してもらうようにしました。
最終的にはこんな面白い地図が!
最後に記念写真も撮りました。
また、前回のTellusのイベントからでもですが、Code for Mikawaの方やCode for Aichiの方、学生さんや県外からも来ていただき、なんと総勢25名以上の参加数となりました。
今年もここから面白い物が作れると思うとワクワクしますね!ご参加いただき、ありがとうございました。
■開催の様子の写真
■講演資料
(オフショット)石井さんが個人的に作ったノベルティ「氷嚢」をゲストのお二人が使ってる写真。涼しげですね。
Code for Nerima
Code for Nerimaの青木です。みなさんkintone(きんとーん、小文字で始まるそうです)ってご存知ですか?名前は聞いたことがあるけど何に使うのかズバッと説明が出来る人ってあまりいないのかなと。それも分かる気がします。で、kintoneは「チーム応援ライセンス」というものがあり、300ライセンスを年間9,800円で使えるというほぼただ同然のプランがあります(通常は1ライセンスが月額1,500円で5ライセンスから)。Code for Neirmaではkintoneのこのチーム応援ライセンスを申し込んでメンバーで使ってみようという事になりました。
Code for Nerimaの新しい拠点「Nerima Base – ネリマベース」にて、あとサイボウズのエバンジェリストの新妻さんに「そこにいてくれる人」と言う依頼をしてそこに居てもらいました(笑)
kintoneは簡単に入力フォームが作成できてそれをデータベースとして格納ができます。簡単な集計をしたり、そこからAPIを活用してデータを取得して他のアプリに連携させたりすることができます。特に入力フォーム作成は簡単で写真なども添付でき、入力フォームはスマホのアプリやウェブページで動かすことができます。地域を歩いてデータを収集するようなアプリを作ればとても手軽にデータ収集ができるかなと。
メンバーもまずはいろいろと使い方を覚えて、美味しい店リストとか、家計簿とか、手軽なものを作っていました。あとはもうアイデア次第ですね。ちなみに僕はレシートが出ない買い物(ラーメンとか、イベントへの参加費とか)をその場で入力するようなアプリを作りました。
法人化していればもちろん、一般の団体でも活動内容がはっきりしてればチーム応援ライセンスは適用されると思いますので、ぜひ調べてみて下さい。
Code for SAITAMA
はじめまして、Code for SAITAMAの太田です。7/20にマッピングパーティを開催しました。群馬県前橋市で。
第1回 MissionDayまえばし マッピングパーティhttps://www.facebook.com/events/341503423184566/permalink/349078419093733/
スケジュール
13:00~13:30 説明13:30~14:00 班分けとルート説明14:00~16:00 サーベイ(街歩き調査)16:00~17:00 まとめ
MissionDayとは、Ingressという位置情報ゲームの公式イベントの一つで、地元の自治体や人々が主体となって運営しています。IngressのMissionというスタンプラリー機能をつかって街をめぐります。それと並行して、自由な地図をみんなで作る「OpenStreetMap」を充実させていこうというのが本イベントの目的です。実際、Ingressも地図データとしてOpenStreetMapを使っていますし!
なぜ群馬?
MissionDayまえばし準備室の酒井さんは前橋の測量会社の社長さんで、Code for SAITAMAの最初のマッピングパーティから参加いただいてました。またIngressのエージェントとしても活躍されています。ようやく群馬で開催ということで、SAITAMAから古田と太田が講師として参加しました。
酒井さん(左)からあいさつでスタート
Code for SAITAMA古田のオープンストリートマップ、マッピングパーティの説明
前橋市長からひとこと。市民の手で作るというところに感銘を受けてました。多忙のためここで戻られましたが、9月1日のイベントには登場します。
早速外に出ます。マッピングパーティ初心者多いのでグループ分けはせずスタート。
クリップボードにOpenStreetMapを印刷したフィールドペーパーを挟んで、興味のある地物をメモしていきます。
今では珍しい公衆電話。
猫はマッピング対象ではない
アーケードがある街は歩いていて楽しい。
交番が移転したあとにできた広場。OSMにはまだ残っていたのでこのあと交番を消しました。
途中喫茶店で休憩。ここで龍野さん合流。Code for Gunmaもやられています。
前橋名物焼きまんじゅう待機.
前橋の商店街は情報量の多い風景が多い。
戻ってからはフィールドペーパーを見ながら、OpenStreetMapにどう書いていくかを解説、書ける人は書き込んでいきます。
今回マッピングした地域https://www.openstreetmap.org/#map=18/36.39155/139.07052
OpenStreetMapを書くにあたって、道路や建物は地理院地図やBingの航空写真をトレースする事が多いですが、やはり現地を回って実際に何があるか確認して入れていきます。
9月1日(日)には青山学院大学古橋教授の公演・前橋市長との会場ディスカッション、午後からはマッピングパーティです。(協働主催:前橋市観光振興課)https://www.facebook.com/events/929978280728124/
9月3日(火)の夜にはマッピング講習会があります。こちら僕も参加します。
10月5日(土)にはMissionDayまえばし開催です。https://sites.google.com/view/mdmaebashi/
以上 Code for SAITAMAの太田でした。またネタができたら書きます。
Code for CAT
はじめまして、Code for CATの太田です。8/16-18で行われた石巻ハッカソンを報告します。
Code for CATは2015年のCIVIC TECH FORUM 2015のアンカンファレンスで爆誕、Code for Japan Summit 2015で正式発足、以後ネコの歩みで地域猫問題等の解決を志向しているシビックテック団体です。
Code for CATでは2016年から石巻ハッカソンに参加しています。石巻ハッカソンは2012年から宮城県石巻市で夏に一般社団法人イトナブが開催しているハッカソンです。イトナブは東日本大震災から10年後の2021年までに石巻から1000人のIT技術者を育成することをミッションとしている団体とあって、ハッカソンも学生・生徒の参加が多いです。
1日目 石巻アイトピアホール
いつもの小芝居から石巻ハッカソンスタート!
チームビルディング終わりモクモク開発。ことしは地域猫のカードゲームとLINEのChatbotとARとGISを組み合わせてなんか作ります!
1日目夜は懇親会。ことしはイトナブの裏のコワーキングスペース「IRORI」で開催。イトナブ代表古山さんの乾杯でスタート!
2日目
こんな感じで開発してましたhttps://youtu.be/DADRs5mqCTg
石巻ハッカソン恒例のカレー。今年はホヤが入っているらしい
石巻ハッカソンはハッカソン部門以外にITブートキャンプ部門・イトナブ団というのもあります。ITブートキャンプは高校生がUnityでなんか作り、イトナブ団は小学生がこれまでの成果をハッカソンで発表ということらしい。そのイトナブ団が見学に来てました。
2日目夜。割と徹夜ベースで開発。AIBOもネコ化
3日目午後
今年はなんと石巻グランドホテルで発表!
今年は各チーム屋台ブースに成果物を展示して各々解説する展示会スタイルでした。
会場全体はこんなかんじでした。https://youtu.be/WVGtvO2lnWo
そして結果発表!これはと思うチームに全員でコイン投票する仕組みです。
2位はチーム赤バッチ「ヘルプマークをアップグレード!!」ヘルプマークとは支援を必要としていることが外見からは分からない方々が援助を得やすくするための赤字に白で十字とハートのマークです。実際に付けていても何が困っているかわからないので、LINEBOTとbeaconを組み合わせてそこら編を伝えるアイデアでした。僕もこれに投票しました。
そして一位はなんと、イトナブ団!(イトナブ団の子どもたちは15時で帰っちゃったけど)
最後に全員で記念写真!
そして仙台で新幹線待ってる間に牛タン(Code for CAT恒例)
今回の石巻ハッカソン特に印象に残ったのは発表形式でしょうか。ハッカソンってチームに別れて開発して発表プレゼン作ってさあ発表して緊張溶けて終わり〜というのが多い気がしますが、このブースでの発表形式だと、他のチームが何やってたのか、どう考えたのか、そこからこうすれんばいいんじゃないとか、みんなと話ができたのが良かったです。会場の投票で優勝決まるってのも、それが小学生プログラミングチームというのも、イトナブらしくていいな!来年も夏に開催されるそうなのでまた行きたいし、ハッカソン以外でも石巻、イトナブを訪れたくなりました。
以上、Code for CAT 4年目の石巻ハッカソン報告でした。
Code for Japan
ソーシャルハックデーを開催しました!
8/3㈯に8回目となるソーシャルハックデーを開催しました。今回の参加者は35名。
今回もCode for CATやDX室などおなじみのメンバーからキャンプのサービスを考えるチームまで多様なチームが活動していました。はじめての参加者も自分の興味とスキルにあったチームに参加し、開発や議論を楽しんでいました。
そして、私たち運営チームは他の地域も使える運営マニュアルを作成!新たに参加を考えている地域の皆さん、ぜひご覧ください。https://hackmd.io/kYj6lvBsRVusu9qA8SbolA?view
ハックデー終了後は最近、恒例になりつつあるクラフトビールのお店「Vector Beer」で懇親会。この日はインターンの大西さんの誕生日だったので、お祝いをしました。
次回は10/12㈯の開催です。ぜひ、お気軽にご参加ください!https://www.facebook.com/events/945441182485686/
地域フィールドラボ、申込み受付を開始!
7月からはじまった鎌倉市と掛川市のフェローの活動もいよいよ佳境に差し掛かってきました。今回は自治体担当者とともに、これまでの活動を振り返り、後半戦の作戦会議をおこないました。フェローも自治体の課題や人間関係などを把握し、どうやったら変えることができるかを試行錯誤しています。どのようにして既存の業務負荷を軽減するか、属人化している業務を可視化するか、来年度に向けた予算をどうするかなど色々な取り組みがおこなわれています。
3ヶ月の活動期間も残り1ヶ月。今から最終報告が楽しみです!そして、ついに11月から活動開始のフィールドワークのテーマを公開し、企業からの申込受付を開始しました。今回はなんと史上最多の19のテーマで募集をしています。9月末締切なので、ぜひご検討ください。
<2019年度下期募集テーマ>山形県庄内町「小規模自治体でのICTによる業務効率化」山形県庄内町「小規模自治体での効率的で省力化したFM業務の提案」福島県会津若松市「公園施設の情報分析と官民連携型施設管理の分析・提案」石川県加賀市「コワーキングスペースへの5Gエリア化の導入とその利活用の検討」福井県鯖江市「けもの情報の見える化で鳥獣害対策をより身近に」静岡県裾野市「市民課窓口業務の効率化による市民サービス向上」静岡県裾野市「庁内文書等のペーパーレス化に向けた現状整理と実証」愛知県春日井市「スマート会計業務を目指して」愛知県春日井市「保育士の働き方“快”革」奈良県生駒市「事業者と連携した食品ロス削減に向けた取組の仕組みの構築」大阪府豊中市「ICTを活用した南部地域の活性化推進」大阪府豊中市「ICTを活用した行政サービスの向上」兵庫県「データ利活用の推進によるワークスタイルの変革」兵庫県神戸市「ICTを活用した業務改善 ~FAXからの脱却~」兵庫県宝塚市「ICTを活用した新しい防災・減災」兵庫県三田市「若手職員発 より良い働き方の提案と実現に向けて」熊本県天草市「市職員の働き方改革」熊本県天草市「人手不足解消に向けた労働力マッチング手法の開発」宮崎県KOYU財団「次世代農業ビジネスの検証及び実証実験」