Civic Tech Fun! Fun! Report! 2021年 6月号

2021.07.12 | 活動レポート

はじめに

Civic Tech Fun! Fun! Report! 2021年6月号は、Code for Amagasaki、Code for Amami、Code for Gifu、Code for Giin、Code for Kusatsu、Code for Nerima、Code for Japanの7団体のレポートを掲載しています。
大変遅くなってしまいましたが、6月号も各地の活動を紹介します!今回は鹿児島県の奄美群島を活動領域としているCode for Amamiが初登場!!本レポート登場のブリゲードとしては最南端です。NoCode勉強会の様子をぜひご覧ください♪
協力:たださん(Code for Amagasaki)、石井さん(Code for GIFU)、ようかんさん(Code for Kusatsu)、ゆうせいさん(Code for Kusatsu)、八木さん(Code for Giin&Code for Kusatsu)、青木さん(Code for Nerima)、天川さん(NPTech)、角さん(NPTech)

Code for Amagasaki

お久し振りのC4AMA活動報告です。7月31日(土)に小田南生涯学習プラザという施設でプログラミング体験イベントの依頼を頂きました。当日はその施設全体で学びのイベントが開催されるそうで、その中の一講座としてプログラミングを行う事になります。昨年も同じ施設で似た様なイベントを行ったのですが、今年も同じくScratchを使って簡単なプログラミング体験をしてもらう予定です。夏休み中で近隣のお子さんが大勢参加されますので、感染症対策に気を付けながら行います。

Code for Amami

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はじめまして! Code for AMAMI です。鹿児島県の奄美群島を活動領域としてシビックテックに取り組んでいます!4月と6月にNoCode勉強会を開催いたしましたので、ご報告いたします。◆活動内容:NoCode勉強会◆きっかけ:アドバイザーである下山沙代子氏(一社リンクデータ 代表理事)より、オープンデータと官民連携の話があり、データを使ってシビックテックに取り組んでみようということになった。◆第1回勉強会(講義編):2021年4月28日松岡氏と天方氏によるNoCode開発の概要の講義とデモ
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  • 島内エンジニア8名、奄美市役所6名、鹿児島市より遠隔参加2名
◆第2回勉強会(実践編):2021年6月17日天方氏によるNoCodeツールglideを用いた簡単な開発の実践演習
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  • 通信環境の整った会場手配が難しかったのでオンライン(Zoom)で実施
  • 8名が参加
  • やってみた感想として、「確かに簡単にスマホでデータを見ることができるが、業務アプリというよりは、データベース検索・表示アプリでは?」のような意見も。
  • Google のAppSheetを次はトライしてみたいという要望も

Code for Gifu

5/15に開催されたCIVIC TECH FORUM 2021の様子をご紹介します。岐阜からは3名の方が登壇されていますよ。

◆天川 伊織

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最初に登壇はCODE for GIFU代表の天川さん。こちらは岐阜の活動ではなく、Code for Japanが進めているSTO(ソーシャル・テクノロジー・オフィサー)の活動紹介です。STOとはITスキルを活用してNPOとともに社会課題の解決や改善に取り組む開拓者たちのこと(なんかカッコいいです)。課題を持っている方とスキルを持っている方を結び付けて一緒に活動していくって素晴らしいですね!Japan主体じゃなくて各地のCode forでも取り組みが広がっていくと面白くなってくると思います。

◆ほりかわ まみ

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次は私の編み物師匠でもあるCODE for GIFU手芸部部長の堀川さん。2016年にCODE for GIFU 手芸部が発足して今年ではや5年目。5年間の振り返りと、CODE for GIFU 手芸部がもたらした影響についてのお話。シビックテックでは持続性や多様性が大切ですが、テックだけだとなかなか難しいです。そこで得意な手芸の部活動を通じてTechとNon-Techの懸け橋にしているとのこと。さすが師匠。あと自分たちで「ものをつくる」活動はシビックテックにも通じるトコロがありますよね。編み物のス〇イムの帽子もかわいいです。

◆石井 哲治

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最後は私、石井からの発表です。私自身は各地のシビックテック団体を見に行くのが好きです。その地域や団体の特色が見えて自分自身の活動にとても参考となっています。そんな風に廻った各地の取り組みを紹介して、お互いに連携できることについて考えてみました。
その中でお互いに「親近感」をもつと、興味が湧いて、知ることができ、自分たちの街の地域力を上げることにつながると感じています。あと、各地を探訪するとおいしいものもいっぱい教えて貰えるのでお勧めですよw
と、いうことでCIVIC TECH FORUM 2021のご紹介でした。CIVIC TECH FORUMのホームページでは50名ちかくの方の発表が動画・資料・グラレコが見られるようになっています。8分の動画というのも隙間時間にみるのにちょうどいい長さなので、気になっている活動があれば参考にしてみてください。

Code for Giin(議員)

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こんにちわ、CodeForGiinのやぎーん(草津市議・八木)です。今回は気づいたら7月1日(滋賀県では琵琶湖の日といいます)で、慌てて書いています。(^^;)
CodeForGiinとはあまり関係ないのですが、地元草津市でのワクチン接種がらみで、ネタをひとつ書きます。
草津市では64歳以下への接種券配付が7月中旬を予定していたのですが、多くの方から、早く接種券が欲しいという要望が私のところへ寄せられました。理由は、基礎疾患がある、毎日大阪・兵庫・京都への通勤で感染が心配等々でした。大阪では自衛隊による大規模接種会場があり、そこで接種をしたいという方々でした。ところが、接種券が無いと大阪会場では受け付けることができないことから、どうしても接種券が欲しいということでした。
とはいえ、行政は急に予定変更することが極めて苦手な組織であり、市民の方々からの問い合わせにはマニュアル通りに7月中旬配付ですとしか回答できないことになっていました。そこで、ダメ元で、担当部長へ直談判に行くことにしました。接種券発行のシステムを聞くと、住民票のある個人を特定できれば、すぐにページプリンターから出力されるシステムであり、希望者に個別に発行することはシステム的には問題ないということがわかり、強く強く個別配付をお願いして直談判は終了しました。その後もLINEで部長にはプッシュを続けました。
すると、なんと個別配布するという部長からの返事が翌日にありました。水曜日にお願いして木曜日に決定して事務作業も木曜日中に担当課で行われ、木曜日の夜にホームページで発表され、金曜日から配付されました。今回のような早い対応は議員生活でも初めての経験でした。
シビックテック的にいうと、マイナンバーカードで接種できる、またはマイナンバーカードがあればパソコンやスマホ・タブレットで接種券を取得できればいいと思います。

Code for Kusatsu

こんにちわ、CodeForKusatsuのやぎーん(八木)です。6月定例会のグラレコを掲載します。
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次回の7月15日定例会は、加古川からシビックテック界隈で有名な「お面の人」が参加される予定です。デシデムやDIY都市などの件もお聞きしたいと思っています。滋賀県草津駅前の市民総合交流センターキラリエ草津で19時からしますので、ご参加可能な方は是非お越しください。もしかすると、東京からあの奥村先生も飛び入り参加も噂されています。(^_^)

ようかん•ゆうせいの 「おれの話をきいてくれ」 連載!

これは何のコーナ?
このコーナーはC4Kuの学生メンバーであるゆうせいと、ようかんがシビックテッカーのみなさんに聞いてほしいことを書く連載です。普段の開発でできた、みんなにみてほしいものや、みなさんと考えたいことなどを書くことで、みなさんがシビックテックする肥やしにでもしていただければと思います。
大学生のプログラミングへの関心は高い
こんにちは! 今回はゆうせいが担当します。おれの話をきいてくれ!
大学生をしていて、プログラミングへの大学生たちの関心は高いものだと感じます。最近、複数の同学年の仲間から(文理問わず)「プログラミングをはじめたいが、何から始めれば良いか」と聞かれます。シビックテッカーを増やすためにも(?)彼らは是非とも応援したいものです。しかし、私にとってプログラミングは趣味の電子工作で必要になった「道具」としてはじめたもので、「プログラミングを初めたい」と思ったことがありません。そのため、彼らにもあまり良いアドバイスができずにいました。
自炊はキットから!?
ここで急に話題を変えますが、最近自分の自炊のクオリティが安定してきました。一人暮らし入門編は修了できた気がします。しかし、今もその(自称)「安定している」自炊は、大部分を「味付き肉」(焼くだけのやつね) や「〇〇のもと」(まぜて炒めるやつ)や「冷凍食品」(誰でも餃子を羽付きに焼けるのですごいと思います。うまい。)に依存しています。
これらは、広い意味での「お料理キット」だと思っています。
キットの良いところは、作るプロセスで学べるということです。恥ずかしながら、私は肉の名前(「細切れ」とか、色々ありますね)が自炊するまでよく分かっていませんでした。しかし、これら「キット」を作っているうちに、それぞれどんな用途なのか、だんだん分かってきました。
「キットの効用」一般論
私は、この種の経験はしたことがありました。そう、電子工作と、プログラミングです。
読者の方には電子工作愛好家の方も多いのではと思いますが、はじめはキットを組んだり、ゴミになった家電などを分解したりして、各パーツの使い所を覚えていったのではと思います。プログラミングも、既存のサンプルコードやチュートリアルをいじる中でスキルを身につけてきたのではないでしょうか。
シビックテックもキットから!?
これらの例を踏まえると、「シビックテックをこれからやりたい」という人にも「まずはキットから」というのは悪くないアドバイスかもしれません。私にとってシビックテック活動の入門キットは5374.jpでした。すでにある実装を地元に移植することで、活動を地元らしくアレンジしたり、別の課題をもった人との関わりを広げたりするパターンを学んで来れたように思います。是非ともそれらキットを有効活用して、各地でシビックテックの新しい動きができて欲しいなと思っています。
みなさんのおすすめのシビックテック入門「キット」もあればぜひ教えてください。
おわりに
読みにくい文章を1000字以上書いてしまいましたが、今回は「プログラミングが始めたい大学生」、「自炊」、「キットの効用」などのテーマを提示してみました。みなさんがシビックテックするときの肥やしにしていただけると嬉しいなと思います。おれの話を聞いていただき、ありがとうございました。

Code for Nerima

Code for Nerimaの青木です。最近はあまり対外的な活動もなくのんびりとメンバーを中心に定例会を開催しています。
定例会も以前はYouTubeで配信したりいろんなツールを使ってやってみたりしてたのですが、それも一通りやった結果「Zoom開催でメンバーの発表を中心に」というところに落ち着きました(笑)。もちろんZoomで誰でも参加ができるのですが、最近では練馬区協働推進課と区内の地域団体の有志で開催している「つながるフェスタオンライン」からCode for Nerimaに興味を持ってきていただけるケースもあります。地域で横の繋がりって大事ですね。でも6月の定例会は毎年恒例の「AppleのWWDCレポート」をやったのでかなりマニアックな内容でしたが(笑)
こちらnoteにもまとめましたのでご覧ください。
来月の定例会は7月20日(火)です。
そして練馬区の地域団体さんと一緒にやっている練馬区を知るオンラインイベント「つながるフェスタオンライン」も月一で開催しています。こちらはCode for Nerimaは開催のサポートで関わっています(僕が司会をしてます)。
練馬区はオンラインでもいろいろ取り組んで面白いことをやろうとしていますので、ぜひイベントに遊びにきてください!

Code for Japan

こんにちは!Code for Japan NPTech運営スタッフの角、天川です。
Code for Japan では、NPTech(エヌピーテック:NPOによるテクノロジー活用・事業変革)領域において、ソーシャル・テクノロジー・オフィサー(STO)創出プロジェクトに続いて、2021年春から新たなテクノロジー創発型・課題解決実践プログラム「NPTech Studio」を行っています。
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本プログラムの特徴は、NPOとエンジニアが同じ場に集まり、現場で実践してきた講師陣による、最前線の知識を学び合いながら、NPOが直面している現場の課題をもとに実践的な企画・開発を行う「アクセラレータ型」であることです。
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本プログラムはシリーズ化を予定しており、現在はパイロットプログラムとしてSeason1を開催しています。5月号で前半戦(Day1〜4)をお届けしましたが、今月は後半戦(Day5〜6)をレポートします!
【NPTech Studio Day5:作戦見直し、インタビュー実践!】
この日は各チームが2週間の成果を共有し合うところからスタート。この間に、新規オンラインイベントを企画実施してニーズ検証を行い、新しい仮説を持ち帰って短期間で改善のサイクルを回す計画を立案したチームもありました。
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チーム発表を聞いた後はお互いにフィードバック。「現状把握を丁寧にできていることが◎!」「開発に進みすぎる前に、当事者へのヒアリングを実施したほうがよいのでは?」…等、称賛や気付き、もっと良くなるためのアイデアをお互いに送りあいました。各チーム、もらったフィードバックを踏まえて今後の計画を見直します。こうしてチームを超えてブラッシュアップができるのも、3団体同時進行で取り組むStudioならではですね!
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午後は2時間じっくり使ってインタビュー実践ワークショップ。Studioでは仮説検証の手段としてユーザーインタビューの実践を重視しています。今日はインタビュアー・インタビュイー・オブザーバーに分かれて模擬練習を実施しました。自分たちの質問の仕方の癖を客観的に知ることができ、各プロジェクトですぐに活かせる学びを持ち帰れたようです。
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【NPTech Studio Day6:NPTechStudio 最終日!発表会と今後に向けて】
いよいよ最終日です!
今回に限らず、一番最初にチェックインとして、参加者の皆さんからひとことをいただいているのですが、
「あっという間でなかなか気持ちが追いつかない!」「ちょっとさみしい」など、濃密な時間を過ごした参加者の皆さんからのコメントをいただきました。
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午前中は午後の発表会に向けて最後の打ち合わせです。
事前に作成した発表資料の最終確認をしています。開発するプロダクトの概要や、今後の開発スケジュールなどを説明する発表資料を作成して、チームごとに最終のリハーサルなどの確認を行いました。
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午後はこのStudioの集大成となる、各チームの成果発表会です。
質疑応答・講評も含めて、各チーム30分間で、6週間にわたるプロジェクトの報告を行いました。参加者の方からは、
「目的・ビジョンを達成するための仮説は、どのようなものが設定されているか?仮説を広げるためにインタビュー対象を広げるのはどうか?」
「その課題を解決するためにアプリが必要なのか?他の手段は無いのか?アプリを構築するとなると手間がかかる」
「今回のサービスを起点にして、次はどのようなサービスを考えるか?」
など、実現に向けた前向きな質問が飛び出し、ディスカッションが行われました。各プロジェクトのNPOの代表者からは、
「いままでマンパワーに頼ってコミュニケーションを取っていたし、それはこれからもできるとは思うけれど、テクノロジーの力でもっと効率的にコミュニケーションを取れるようになり、もっといろんなことができるようになると実感できた」、
「常日頃課題に向き合ってきているので、深く課題について考えられていると認識していたが、いざ外部の人材と話し合ってみると、新たな気づきを得られて、とても勉強になった」
「コロナの影響で実施できなかった事業に代わる、新しい価値を産み出す取り組みを行うことができ、新しく参加者にリーチできた。親身になってNPOと一緒に伴走、活動してくれてとても嬉しかった。これからも一緒に取り組みたい」
と、それぞれStudioで得られた気づきや成果などを共有いただきました。
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午後の発表会が終わったのち、「カイゼン・ジャーニー」等の著者・市谷聡啓さんから最後の講義をしていただきました。
正解のない、新しいプロダクト・サービス開発において、仮説キャンバスを起点とした仮説検証をしっかり設計・実施していくことの重要性についてお話いただきました。今回のStudioの活動を通して一通り検証を起こした今だからこそ、その重要性が実感できるようなお話でした。
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一番最後にNPTechStudio全体の振り返りをチームごとに行ってそのまま懇親会へ!
プロジェクトの話だけでなく、ちょっとした雑談や、今後の夢の話など、なかなか話題が尽きませんね。
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day6でNPTech Studio シーズン1の全日程は終了となりますが、この3プロジェクトは今回で終わりではなく、むしろ今からがスタートとなります!今回の3プロジェクトに参加したエンジニアの方がSTOとして引き続きNPOに伴走し、プロジェクトを継続していくことになりました。この6週間で議論したことを更に具体化し、実際のサービス実装まで行うことになります。
そして、NPTech Studioは、引き続きシーズン2を開催し、新しいNPO、エンジニアの皆様と一緒に新しいプロジェクトを立ち上げます。今後、説明会やシーズン1の報告会など、皆さんにもお知らせできる機会がありますので、ご興味のある方はぜひ参加ご検討ください!
参加者の皆様、ありがとうございました!
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