参加者インタビュー001[Hackday]:平本さん

2018.10.26 | Social Hack Day

オープンかつ緩やかなシビックテックコミュニティ「ソーシャルハックデー」

PROFILE
平本さん
内閣官房IT室 政府CIO上席補佐官(2018年時点)

場所を作り、体感してもらう

−− 今やっているプロジェクトはどんなものですか?

子ども向けの情報提供のためにこども霞ヶ関見学デーに関するサイトへの情報収拾と掲載をソーシャルハックデーの参加者と一緒に行っています。(http://kids.openlabs.go.jp/自治体や国も情報を探している人が見やすい・使いやすい形でデータを出すことができていなかったりすることがある。それに対してただ指摘をするのではなく、実際にデータが揃っていて、市民がそれを見て活用してくれる場所を作り、その効果を体感してもらうことによって促進していけるように、ここでは自治体・市民などの枠組みを取っ払って共同でまず作るということを行っています。

−− プロジェクト発足のきっかけを教えてください。

元々は霞ヶ関見学デーの情報はPDFで出していたので、親御さんたちはそれを印刷して蛍光ペンで線を引いたり付箋を貼ったりして使っていました。4年前はまだ「オープンデータ」という考え方も浸透していなかったので、フォーマットの変更を勝手に行い、Code for Sabaeの福野さんの協力の元アプリにしてもらって、それを翌年文科省に出して話を進めていきました。去年試行して、今年は大手企業のボランタリーなどに協力いただきながら行っています。今後もこれをバージョンアップさせていく予定です。

自分のエリアだけではなく、日本全体で使えるものに

−− 今後の展開として、具体的にやっていきたいことはありますか?

フォーマットを整えて、地方自治体とも連携連動しながら「イベント」を通して人の生活をサポートしていきたいと考えているます。各地域や施設に眠っている機会・情報をきちんと届けられるようにしていくために、まずこのプロジェクトをカンフル剤的なものとしてやりきって、そこから先は地域ごとにマージできていない情報を整えられるようにしていきたいですね。神戸にも地元のデータ活用の取り組みがあったりするので連動してもいいかなと思いますし、「経産省後援」みたいなイベントってたくさんあるので、産業振興の意味をより大きく持てるようイベントカレンダーみないなものも作りたい。
その延長線上に、同じフォーマットのまま災害時のツールにも使えていけるようになると考えています。(給水・自治体からのお風呂や炊き出し情報、罹災証明書の発行とか!)

−− やっていて難しいなと感じるのはどんなことですか?

イベント情報を集めて集約しているのですが、曖昧な情報が意外と多くて困っています。日時で言うと、「桜が咲いたら開催」とか「7月中を予定しています」場所も「長良川流域」とかはどこか特定の場があるのか全域でやっているのか把握しづらかったり。データとして入力しづらい。どうしてもプログラムを組んで入れるだけでは対応できない部分があるので目視して検討するみたいな果てしない作業があります。そのため、強制的なタスクを人に分担したり持ち帰らなければならないような状況を作ったりということがないように工夫しています。

−− 直近の目標を教えてください。

12月くらいまでは現行のサイトで行い、そこから先は2020年のオリンピックに向け、本番環境を用意していこうと考えています。自分のエリアだけではなく、日本全体で使えるものにしていき、シビックテックをしている人たちが楽しくやっていけるものにしていきます。

次回は11月17日!第4回ソーシャルハックデー

意志を持って取り組まれているプロジェクトはどれも魅力的で、今回は4つのプロジェクトと2名のインタビューしかお届けできなかったのですが、ここに挙げていないプロジェクトもたくさんあるので、ぜひ「シビックテック」って何だろう?ちょっとやってみたい!という方は、11/17に開催の第三回に遊びにいらしてください!
次回の詳細はこちら

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