【井戸端会議レポート】Code for America 元フェローのロブさんが遊びに来た!

2014.09.17 | お知らせ

【井戸端会議レポート】Code for America 元フェローのロブさんが遊びに来た!  #codeforjapan

井戸端会議管理人の小俣です。

CodeforJapanでは、毎週木曜の夜にCode for Japanに関心がある方が気軽に議論したり相談しあったりするための場として井戸端会議を実施しています。井戸端ですのでかたくるしいルールなどは一切ありません。好きに来て好きなことをしていただいていますが、たまにテーマなどを設けてディスカッションもしています。

9月11日に行われた第39回目の井戸端会議には、Code for America の元フェローで、現在、日本を自転車で縦断中(!)の、Rob Brackettさんが遊びに来てくれました。ロブさんは2012年のChicagoチームのフェローとしてOpen311(http://www.open311.org/)プロジェクトに参加された方です

リモートでは岐阜から石井さんも井戸端会議に参加してもらい豪華な参加者での会となりました。

今回のレポートを初参加のカツヲ(文系♀)さんにしてもらいました。

 ■井戸端会議レポート
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  • 第39回 Code for Japan 井戸端会議
  • 2014年9月11日(木)19:00 – 21:00
  • HUB Tokyo Meeting Room White (http://hubtokyo.com/)
  • 〒153-0063 東京都目黒区目黒2-11-3 印刷工場1階 

※ コンクリうちっぱなしでいろんなソファーが置いてある、かっこいいコワーキングスペースでした!

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井戸端会議は、コードフォージャパンが毎週木曜日に都内のどこかで開催しているもので、みんなで相談し合ったり、作業したり柔軟にしています。この日は、アメリカのシカゴ市でコードフォーアメリカのフェローをしていた、ロブさん(Rob Brackett)がゲストで来てくれました。

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 第一印象は、仙人。ひげモシャ、身長190センチのひょろっとした、落ち着いた印象なのにまだ30歳。アメリカのシカゴ育ちだそうです。なんと自転車で沖縄を一周し、九州に渡り、東京まで自転車で来たところでした。本当に仙人ですか。大学生の時日本の文化を勉強したそうで、日本語も少しはなせます。人柄は温厚、人懐っこいって感じです。

 なんと彼、あの○ップルに勤めてたんです!そうです、あなたも私ももってるリンゴの。しかも、再就職でNASA的なところからオファーがあったにも関わらず「旅に出るから」って断った強者です。
 そんな超優秀な彼が、○ップルを辞めてまでコードフォーアメリカに参加した理由は、「社会的にいいことをしたかった。」その一言に、心もってかれました。

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 レポートですから、ロブさんが話した内容もちゃんと報告します。
難しいことは分からなかった・・しかも英語でしたし。早い話が、こういうイメージです。
 もし自分の家の前の街路樹が風で倒れて危険な状態だと、市役所に電話しますよね。すると、受付の方が道路課みたいな部署に電話をまわして、状況を伝えます。道路課は実際に現場に来て確認して、それが私有地なのか、公園なのか、道路なのかを判断します。道路課の担当なら、そこで損害の状況を確認して、どういう処置が必要かのめどを立て、業者に補修を依頼します。もしその木が公園課の管轄なら今度は公園課の職員が現場に来て調査です。
 今のシカゴ市で同じことが起こったらこうなります。
 携帯で危ない状態の街路樹の写真を撮影し、写真とともに状況をテキストし、シカゴ市のホームページ(http://www.cityofchicago.org/city/en/depts/311/supp_info/request_service.html
に投稿します。すると、その投稿(リクエスト)にID番号が付き、どういうふうに処理されていくかがHP上に示されるっていう感じです。(http://servicetracker.cityofchicago.org)
これ、すごくないですか?Amazonですか。

 シカゴ市ではそれまでも、311番(電話番号)であらゆる市民からの要望を一括して受ける総合コールセンターの仕組みがありました。しかし入り口は分かりやすくても、実際の対応となると、部署間の「たらい回し」が行われていた現状があったそうです。日本でもよく聞くあれです。部署をたらい回しされるたびにID番号が変わっていたため、一つの要望が複数のIDに変化し、結局どうなったのかわからなくなるケースもあったのです。
 ID管理するっていう発想自体「画期的!」って思った私は相当古い人間なのでしょうか。
 この仕組みが出来てから、要望が来て処理されるまでの時間が短縮したそうです。また、これまで電話のみだった受付が、パソコンや携帯(スマートフォンでなくてもOK)からも出来るようになりました。

 市の職員にとっては、処理の過程が表示されるってどんな気分なんだろうかと思い、ロブさんに職員の反応を聞いてみました。なんと感謝されることが多かったそうですよ。シカゴのような大きい市では、常にたくさんの要望来ているため、一つの要望にすぐに対応できないこともあります。市民からしてみたら「私の要望を処理するのにいつまでかかってるのよ。さぼってるんじゃないの!」と思うわけです。ですが、対応している状況が示されることで、そういった苦情が減り、市の職員に対する見方が変わったという声が聞かれたそうです。(むしろ反応が悪かったのは、もともと市でシステム構築していた会社だそうで、彼らの心を開くのに多くの苦労があったらしいですよ。)
文系の私が聞き取れた技術的な話を。

 ロブさんがフェローとしてシカゴ市役所に入り、まず最初の1ヶ月は市の職員、市民、事業者、NPOなど様々な人にインタビューをしたそうです。(フェローに入る前にオープンシカゴがあったので入りやすかった。)そこで知り合った人々を集めてアイデアソン(アイデアを出し合うワークショップ)を行いました。
 そこで出たアイデアを実現するため、たった7日間で、テストサイトを立ち上げ、実際の市民からの要望を入力し、どのように表示されるか、どのように処理されるかのテストを行ったそうです。コードを書くのは、フェローの4人のみならず、ボランティアの人も居ました。そのようにボランティアを募るようなやり方をするため、API(パソコンに命令をするときに、様々な人がイチからコードを書かずに済むように、基本的なコードを決めて、このルールに則って命令すればいいようにしたもの)を公開したそうです。
 
 そこで、ロブさん流、ボランティアさんを募るコツ☆
1:趣旨やルールを最初にちゃんと理解してもらうこと
  ボランティア登録の最初のページに、この事業の趣旨を掲載していました。
2:お願いする内容は具体的に明記する。最初は簡単なことをお願いすること
  「自分にもできるかも」と思えないとそもそも参加してもらえません。難易度の高いお願いは、後でお願いしましょう。
3:レスポンスはなるべく早く!
  ボランティアさんから意見や質問などが書き込まれたら、時間がなくてもとにかくレスポンスをすること!「今は時間がないから、明日詳しく読むね!」でもOK。ロブさん曰く、1日2日の遅れはまだ許容範囲内ですが、3日は待たせちゃダメ、とのこと
4:Thank youを忘れない
  忘れがちなのがこの言葉。どんなに忙しくても、ありがとうの言葉を忘れずに。実はこれが一番大事。
 これはどの事業にも共通することですね。

  また、本来業務以外でも、自分たちが楽しむためのプロジェクトも立ち上げたそうです。
例えば、これ
(http://supermayor.io/)
シカゴ市の市長エマニュエルが主人公の、スーパー○リオをもじったサイトを作っています。市民からの要望があると、虫が現れ、市長がそれをピョーンと飛び越えます(笑)
また、現在来ている要望をマッピングしたサイトも作成しました。
http://chicagoworksforyou.com/
楽しくないと続かないし、人も寄ってこないですよね。こういうサイトを作れてしまうことがすごいです。

 ロブさんのような人が日本に定着してくれたらどれだけ素晴らしいだろうと思い、「日本に住みたいですか?」と聞くと、「いいえ」と言われてしまいました。。。ロブさんのような人に、定住したいと思われる国にしたいですね。
 ロブさんはこれから、自転車北海道一周に向けてさらに北を目指すそうです。すばらしい出会いがありますように。

ロブさんからお話しいただいた資料をシェアいただいたので、詳しくはこちらをご覧ください。

2012 Chicago Fellowship Presentation to Code for Japan from Mr0grog

 ■レポート後記
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ふたたび管理人の小俣です。

とても雰囲気が伝わりとても良いレポートでしたね。カツヲさんありがとうございました。2次会はロブさんのリクエストでお好み焼きを食べながら盛り上がりとても有意義な会となりました。2次会の話の内容は。。。。

参考URL

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リモート参加の石井さんからの画像

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 ■井戸端会議とは
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大事なことなのでもう一度いいますね。
Code for Japan 井戸端会議 はCode for Japanに関心がある方が気軽に議論したり相談しあったりする為の場です。なんといっても井戸端ですのでかたくるしいルールなどは一切ありません。

基本的には毎週木曜日の夜に定期開催されています。
どうぞ都合の良いときにふるってご参加下さい。開催のお知らせはFacebook のCode for Japan 参加メンバー向けグループ (https://www.facebook.com/groups/codeforjapan/)で行ってます

皆様の参加をお待ちしています。

尚、開催時間中はオンライン参加も可能です。オンライン参加をご希望の方は別途主催者までご連絡下さい。

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