8/31開催 BrigadeMeetup〜シビックテック的金沢観光編

2014.09.10 | 活動レポート

【Brigade活動報告】8/31開催 BrigadeMeetup〜シビックテック的金沢観光編〜 #codeforjapan
8/30(土)に金沢で開催された第1回目のBrigadeミートアップには、全国から29ものCodeforコミュニティが出席しました。全国のコミュニティが集まるのはCode for Japanとしても今回が初めてのことで、まさに”ともに考え、ともにつくる”を実践した一日でした。
懇親会で遅くまで盛り上がったその翌日、希望者だけで金沢の観光ツアーが行われました。時間は朝の9時30分。
せっかくのシビックハッカーの皆さんです。ツアー中は皆さんに#cfktourというタグでツイートしてもらい、金沢観光の色々な意見を効率的に集めることにしました。
Code for Kanazawaで一番の金沢通である西坂さんにガイドを務めてもらい、いざ出発!
まずは近江町市場からです。近江町市場は金沢の台所と呼ばれ、新鮮な魚介類や青果等の食材が並びます。その歴史は290年。由緒正しい市場なんです。
そんな近江町市場で早速目をつけたのは、金沢で食べられる”どじょうの蒲焼き”。ちょうど今が旬です!
一本120円という安さにも関わらず、栄養価も高くて精がつくということで昼前には売り切れてしまう”どじょうの蒲焼き”、これは食べておかねばいけないということで全員、お買い上げ。
栄養もついたということで、ここから金沢の古い町並みを見て歩きます。でも、普通の観光客はあんまり見ることがなさそうな道を歩いての”ぶらり散歩”。けっこうマニアックなプランなんです、今回は。
突然、あちらこちらに現れる”ふ”のマーク。これは慶応元年創業の加賀麩で有名な「不室屋」さんのお馴染みのマーク。皆さん、このマークが珍しいと写真を撮りまくっていました。
「あ、こういうところが写真スポットなんだな」と感心…。
これと同じくらい皆が撮っていて不思議だったのが、”あの”消雪装置です。
消雪装置とは、雪が降った時に道路に埋め込まれた装置から、水が湧き出る装置なんですが、これが道路にある地域っていうのが意外に限定されるんですね。
雪がそんなに降らない地域には用意されないし、逆に寒すぎるところでこれをやると凍っちゃって逆に危ない。だから、中途半端に良い感じで降る北陸みたいなところには消雪装置があります。
皆さん、熱心にパシャパシャです。
別に東茶屋街とか美術館とか行かなくても十分楽しめるんじゃないの???って思ってしまった瞬間でした。
もちろん、金沢の旧い町並みも堪能します。普通のモツ鍋屋がこんな感じだったり、暗がり坂という文豪<泉鏡花>も通ったとされる狭くて急な坂道を下ってみたりして、町並みを思い思いに堪能して頂きました。
そして、最初のメインスポットである「東茶屋街」に到着です。重要伝統的建造物群保存地区として登録されていて、町並み自体が文化財の地域です。でも、観光地でもありながら、ここに昔から住んでいる人たちも多く、皆さんでこの町を守っている場所だったりします。
ガイド役の西坂さん(写真一番右の右隅の方)も熱が入ります。地元民でも知らないことがいっぱいガイドされて、皆さんと一緒に「ほぉ」、「へぇ〜」と頷いておりました。
ここまでけっこう歩いたので金沢の名物サイダー”加賀棒茶サイダー”で一服!どんな味かは、実際に金沢で飲んでみてください!
金沢の文化的な町並みを楽しんだら、ここからはバスで移動。観光用の周遊バスだからなのか、妙に天井が低く、なんだかぎゅうぎゅう感いっぱいです。
そして到着したのが住宅街の中にひっそりと佇む、二番目のメインスポット「鈴木大拙館」。金沢が生んだ世界的な仏教哲学者である鈴木大拙の記念館です。しかし、普通の観光施設ではありません。
静寂という空間そのものが美しく、その中で来館者自身も思索にふけることができるんですね。みんな思い思いに思索にふけります…。スマホばっかりいじってるように見えますが…、きっと思索にふけってます。
この鈴木大拙館はまだ新しい観光施設なのであまり知られていませんが、金沢21世紀美術館や兼六園からも近いので、ぜひ行ってみてください。禅と日本文化について感じるものが必ずあるはずです。
ここからまた西坂さんのガイドでマニアックな裏側の道を通っていきます。でも、どこも美しいんです。
江戸時代、加賀百万石をおさめた前田家につく家老たち(加賀八家)の話を解説する西坂さん。熱心に皆さん、聞いています。もはや講義状態です。こんな話、普通の金沢市民でも知りませんから。
皆さん、金沢市民より家老について詳しくなったんじゃないでしょうか…。
そして、最後のメインスポット「金沢21世紀美術館」はもうすぐそこ。サクサクっと歩いて、やって参りました!
皆さんには有名なスイミングプールから始まって無料ゾーンを見て回っていただきました。金沢21世紀美術館の特徴は、無料ゾーンだけでも美術館を周遊できて、それだけもけっこう楽しめちゃうところ。もちろん、有料ゾーンはそれ以上に楽しめますが、無料だけでも遊べちゃうんですね。
この後、参加者全員で記念写真を撮って、お昼をちょっと過ぎた時間で解散となりました。ここからは、思い思いで観光してもらえば良いと思ったからです。今回、シビックハック的観光ツアーとうたいながら、どこまでそれができたかは分かりませんが、実際、皆さんと一緒に歩いていると色々な発見がありました。思わぬところで立ち止まっていたり、驚くものが違っていたり。ただ、間違いないのは優良なガイドが一緒にいるかどうかで、観光の質がかなり変わるということ。今回、Code for Kanazawaのメンバーである西坂さんがアテンドしてくれなければ、おそらくここまで重厚な観光ツアーにならなかったと思います。このブログの何十倍も情報量が多く、興味がそそられるものでした。
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<ライター:福島健一郎>
金沢は来年3月に北陸新幹線が開業し、首都圏を中心に観光客の増加を図っています。そのためには何が必要なのか、少し考えさせてもらえるツアーになりました。観光客向けのバスはマナーも含めてまだまだ問題があるなぁと悪い点も再確認させてもらえましたし。金沢のためにも、こういった知見を整理して、再度、アイデアソンやハッカソンにつなげていきたいと思ったイベントでした。参加してくれた皆様、本当にありがとうございました。

ともに考え、

ともにつくる。

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