はじめに
Civic Tech Fun! Fun! Report! 2023年1月号は、Code for Amagasaki、Code for Giin、シビックテックさいたま、Code for Japanの4団体のレポートを掲載しています。
シビックテックさいたまからは「超高齢社会×テクノロジー」がテーマのイベントレポートが届いています。サムネイルの写真の画像以外にもイベントの盛り上がりが伝わる内容が盛りだくさんなので、ぜひご覧ください。
今回も各地のFunFunレポートをお楽しみください!
協力:たださん(Code for Amagasaki)、八木さん(Code for Giin)、クワハラさん(シビックテックさいたま)
Code for Amagasaki
12月末に毎年恒例の5374の年末年始対応を行いました。尼崎市内のゴミ回収日なので殆ど尼崎の方しか閲覧しないのですが、偶に使てる方を見掛けるので嬉しくなります。「みんなの尼崎大学」というなんちゃって大学の活動がありまして、その活動で03/17㈮に市内の商業施設で新歓(新入生歓迎会)を開催予定です。C4AMAもブースを出展しまして、市内の様々な団体と一緒に日々の活動を披露しに行きます。尼崎にコミュニティFM局があるのですが、3月末で閉局が決まっています。このFM局を市民の力で何とか再開できないか(できれば電波を途切る事なく)と、有志の方々が集まって活動しています。C4AMAも僅かながら協力してはいるのですが、放送局の運用費がとても膨大で、持続できる放送局造りに非常に苦労しているところです。
Code for Giin
CodeforGiinのやぎーんです。(^^)
2023年1月21日(土)にCivictechForum2022(https://2022.civictechforum.jp/)が開催されました。昨年のCivictechForum2021には、CodeForGiinから新宿区議の伊藤陽平さん、高砂市議の島津明香さんが登壇されました。
今回は、登壇はありませんでしたが、金沢セッションのテーマが「シビックテックが政治にできること」」だったので、興味深く拝見いたしました。
石川選挙ナビ(https://www.kanazawabiyori.com/editors/2022/02/45471.html)をつくられたCodeForKanazawaの雄谷さん、同じくCodeforKanazawaの福島さん、昨年の金沢市長選挙に挑戦された永井三岐子さんが登壇され、政策をどうやって有権者に伝えるか、投票率はどうすれば上がるのか等々の課題が議論されていました。また、その課題解決にテクノロジーがどのように関わればいいかなど、中身の濃い議論でした。
テーマが政治ということで、CodeforGiinからも参加したかったところです。
Codefor関係者のみなさん! 政治関連でお手伝いできることがあれば、CodeforGiinまでご遠慮なくご依頼くださいね。
シビックテックさいたま
2023年1月15日(日)、さいたま市で<超高齢社会×テクノロジー>がテーマのイベントを実施しました。
主催は、「シビックテックさいたま(さいたま市)」「Code for TODA(戸田市)」「BABA lab(さいたま市)」です。
イベントタイトルは、『シニアのわかんないの解決策をみんなで考える日』、なんとなくこわい電子マネーや使いにくいアプリなど、なにが良くてなにがダメなのかをみんなで洗い出して、解決策を考えるというイベントです。
当日は、当事者であるシニアだけでなく、テーマに関心のある若い世代、そして県内外でシビックテック活動をするエンジニア、デザイナー、サービスを提供する企業など、30代〜80代多世代の参加者約70名が集まりました。
さいたま市内でシニアの働く場や学ぶ場をコーディネートするBABA labから、シニアとテクノロジーに関するデータや現状の情報提供があり、それをもとに2つのグループワークを行いました。
1つ目のグループワークは「困った・使いづらい・怖い」です。
参加者が13グループに分かれ、日常的なデジタルツールに関する使いづらさや不便な点を洗い出しました。
「今日は、日ごろ言えない”わかんない”を遠慮なしではきだす日です」というファシリテーターの投げかけどおり、どのグループもおしゃべりが止まらず、たくさんの「わかんない」を洗い出すことができました。
1つ目のグループワークを通して、「自分が気になるテーマ」「解決したいテーマ」「もっと話したいテーマ」を各自1つだけ選んでA4の用紙に書いてもらい、それをお互い見せあいながら、お見合い形式で2つ目のグループワークのチーム決めをおこないました。
2つ目のグループワークは「あるといいな」「できたらいいな」です。
同じ課題をもったひとたちがチームになり、1つ目のグループワークで出た課題を解決するためのアイデアを話し合いました。
解決策の発表では、こんなアイデアがでました。
・困ったときはまずは「家庭」で解決しよう 家族で解決しあえる環境づくり、そこに必要なサービスづくり
・困ったときに駆け込める「交番」を地域にたくさんつくる
・困ったときのQAサイトの充実、みんなで情報を書き込めるサービスづくり
・シニアでもわかりやすい通販サイトづくり 決済方法もわかりやすく選択肢をふやす
・デジタル遺品を家族にめいわくをかけずに伝えるサービスづくり
・リアルで出会える場をつくる 長屋でお互い助け合う仕組みづくり
今後は、このアイデアをカタチにするための勉強会やイベントを引き続き開催する予定です。
今回のイベントでは、多世代が参加するということで、参加されるみなさんが話しやすい仕掛けをいくつか用意しました。
ひとつは、冊子です。高齢者のデジタル活用についてのデータやみなさんが感じたことを書き込める冊子をつくりました。
もうひとつは、名札です。初対面のひとに話しかけやすいお題を名札にいれました。
また、グランドルールをこのような文章で提示しました。
ご興味のあるかたは、当日の投影資料をご覧ください。
■イベント概要■<タイトル>『シニアのわかんないの解決策をみんなで考える日』<日程>2023年1月15日(日)13時30分〜16時30分(3h)
<場所>エムズスクエア さいたま市大宮区桜木町1丁目10-8 武蔵野銀行本店ビル2F
<定員>50名
<参加費>無料
<対象>シニア、いつかはシニアになる方、解決策を一緒に考えたいエンジニアやデザイナーなど
<主催>BABA lab/シビックテックさいたま/Code for TODA
<後援>さいたま市/埼玉県/Code for SAITAMA[UDC2022埼玉拠点]
<協力>トレンドマイクロ株式会社/株式会社武蔵野銀行/株式会社コミュニティネット/Code for Japan(一般社団法人コード・フォー・ジャパン)
<レポート シビックテックさいたま クワハラシズカ>
Code for Japan
Code for Japanとして久しぶりのリアルイベントとして、「Hacky New Year 」を1月28日に開催いたしました!毎月開催ソーシャルハックデーを特別編として、Code for Allとの連携イベントとしての開催です。
Hacky New Year 2023とは
Hacky New Year 2023は、アメリカで活動する非営利組織のDemocracyLab がシビックテックのグローバルネットワークであるCode for All と協力して、複数の国をつなぎ、オフラインとオンラインのハイブリッドで開催したハッカソンです。Code for Allのネットワークを通じて呼びかけがあり、アメリカ、アフリカ、そして日本が共催することになりました。
プロジェクト
日本の会場では5つのプロジェクトがエントリーし、アメリカ会場のメンバーにもプロジェクト内容を共有しました。毎月のソーシャルハックデーではプロジェクト数に制限はないのですが、ハイブリッドということで先着順となり、あっという間に集まりました。
- proj-inclusive 誰1人取り残さない社会の実現をコードで加速する
- nekonige 動物と避難できる避難所を可視化する
- OpenDataPackageManager オープンデータのURLを指定することでデータの取得・保存を行い、取得したデータに対して後処理が行えるツールを開発する
- Hackdays Social Hack Dayに参加する人たちの貢献量を可視化し、皆でCode for Japan コミュニティを分散型コミュニティとしてより良くしていくことに取り組む
- Decidim 合意形成プラットフォームであるDecidimに関するレクチャーや検討を通して関わる人を増やす
ハッカソン当日の様子
いつも通りの開始時間ですが、会場設置などあるので早起きして9時に集合。準備は少し大変でしたが、岡山や札幌などからも参加いただき大感謝でした。

当日のリアル会場では、こんな感じでオープニングが行われていました。
開発はそれぞれチームごとに分かれて行われましたが、写真を撮り忘れました…

そして、最後に記念撮影!
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こちらはオンライン組も一緒に記念撮影!

そして、終わってからは軽く懇親会も開催しました!
2月のソーシャルハックデーはオンライン開催となりますが、またリアル会場を設けてのハイブリッドでの開催も参加しておりますのでお楽しみに!