Civic Tech Fun! Fun! Report! 2026年4月号

2026.05.06 | 活動レポート

はじめに

Civic Tech Fun! Fun! Report! 2026年4月号は、Code for Amagasaki、Code for Giin、Code for Japanの3団体のレポートを掲載しています。 Code for Amagasakiからは毎年恒例の「みんなのサマーセミナー」の開催告知です。こうしてコツコツと活動を積み上げていくのは大切ですね。Code for Giinからは無知学についての考察です。いつもとはひと味違って読み応えがあります。 今回も各地のFunFunレポートをお楽しみください! 協力:たださん(Code for Amagasaki)、八木さん(Code for Giin)、

Code for Amagasaki

尼崎市では今年も夏の二日間に

みんなのサマーセミナー

を開催します。

例年通り、春にセンセイ募集を行いまして、今年も無事に約300の講座が集まりました。

昨年まではマクロを組んで、二日間の時間割りを作成していたのですが、今年からAIで時間割り生成を行ってみました。

恐らく今後AIが消える事はないでしょうし、内部の処理はブラックボックス化しますが、プロンプトさえ作れば非エンジニアでも時間割りを作れるので、良いかなと考えてます。

また、今年は新たに当日ボランティアのシフト(何時から何時に何処担当)の開始前に、botでメッセージを送る機能を追加する予定です。

CodeForGiin

CodeForGiinのやぎーんです。(草津市議・八木良人) 私の友人の息子さんが大学で無知学(アグのトロジー)を教えていると聞き、少し勉強してみました。今回は、無知学と議会についてAIさんと何度も議論を重ねてレポートにまとめてみました。議会で何かもやもやしていたところが少しすっきりとしたと思います。

「無知」はつくられる?

― 議会・オープンデータ・ちょっと気になる話 ―

最近、「無知学(アグノトロジー)」という言葉を知りました。

少し難しそうですが、言っていることはシンプルで、

「人はなぜ知らないのか?」

「その“知らない状態”はどうやって生まれるのか?」

を考える学問です。これを地方議会に当てはめてみると、 「なるほどな」と思うことがありました。

■ 情報はある。でも、すぐには見えない

行政は、政策を進めるためにたくさんの情報を持っています。

でも議会では、

  • 質問しないと出てこない
  • 聞いたことだけ答えられる

という場面、けっこうありますよね。この状態だと、

  • どんな情報があるのか分からない
  • 何を聞けばいいのかも分からない

ということが起きます。無知学的に見ると、これは

**「知らない状態が自然に生まれる仕組み」**とも言えます。

■ 問題は「見ない人」ではなく「見えない仕組み」

よくある話で、 「情報を出しても見ない人がいる」という意見があります。

でも本当に大事なのは、

そもそも、見に行ける状態になっているか?

だと思うんです。使うかどうかは人それぞれ。 でも「アクセスできるかどうか」は制度の話です。

■ 一次情報にアクセスできたら、何が変わる?

もし、行政が持っている

  • 事業の検討資料
  • 判断の根拠
  • 実施後のデータ

こういった“元の情報”に、議員がいつでもアクセスできたらどうなるか。

たぶん、議会はこう変わります。

  • 「それ、どういう意味ですか?」の時間が減る
  • データを前提にした議論ができる
  • 代替案の検討がしやすくなる

つまり、 議会が“質問の場”から“考える場”に変わる

■ オープンデータって、こういうことかもしれない

オープンデータというと、

公開されている統計やCSVを思い浮かべがちですが、

本質はもっとシンプルで、

判断に必要な情報にアクセスできる状態をつくること

だと思います。まずは議員がアクセスできる。 その次に、市民にも広がっていく。

そんな流れが自然なのかなと感じています。

■ 無知を責めるより、仕組みを変える

無知学がおもしろいのは、 「誰が悪いか」をあまり問わないところです。

そうではなくて、

どういう仕組みが“知らない状態”をつくっているのか?

を考える。これって、シビックテックともすごく相性がいい視点だと思います。

■ 最後に

「もっとちゃんと説明してほしい」

「なんでその判断になったの?」

こういう声はよく聞きます。でもその前に、 情報にアクセスできる仕組みそのものを整えることが、 実は一番大事なのかもしれません。

小さな一歩ですが、 そこから議会の景色は変わっていく気がしています。

Code for Japan

社内AI活用

どのSNSを開いても生成AIがタイムラインを埋め尽くしていますが、Code for Japanも例外ではありません。先日の「公共ナレッジエンジニアリング開発室」キックオフイベント開催レポートといった事業だけでなく、社内でのClaude Code活用が本格的に始まりました。まだまだ手探りではありますが、ドキュメントワークには必須になっています。毎日のように新しい情報があり、キャッチアップする時間の確保は難しいものの、自分の業務にあった形で仕組みを整えて、仕事の質と量を上げていくのは楽しいですね。詳しくはりょーまさんが以下のnoteにまとめてくれています。

Code for Japan Summit 2026

2026年のサミットの情報を公開しました!

今年のテーマは、「公共とAI」。キーノートに東京大学の江間さんをお招きして開催します。 SNSのタイムラインには新しい機能の話題ばかりが目に付きますが、公共を考えるときには長い流れの中でAIによる変化を捉える必要があります。当日はいつもとは違った視点でAIを考えてみましょう。

概要

Code for Japan Summit 2026 日時:2026年10月3日(土) 10:30〜17:00(開場:10:00) 懇親会:17:05〜18:35 会場:ベルサール九段(東京・千代田)

前売りチケット:https://luma.com/cfjsummit-2026

ともに考え、

ともにつくる。

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