Civic Tech Fun! Fun! Report! 2020年 5月号

2020.05.28 | 活動レポート

はじめに

Civic Tech Fun! Fun! Report! 5月号は、Code for Gifu、オープン川崎 / Code for Kawasaki、Code for Kusatsu、Code for Nagoya、Code for Nerima、Code for Japanの6団体のレポートを掲載しています。
今回は白松さんがCode for Nagoyaの活動をはじめて書いていただきました!名古屋市オープンデータラウンドテーブルの様子や白松さんが勤務している名古屋工業大学での「シビックテック特論」という大学院の講義についてなど、とっても興味深いので、ぜひご覧ください!
その他にも、内容盛りだくさんの5月号をお楽しみください♪
協力:石井さん(Code for Gifu)、八木さん(Code for Kusatsu)、青木さん(Code for Nerima)、小俣さん(オープン 川崎 / Code for Kawasaki)、白松さん(Code for Nagoya)、天川さん(STO事務局)

Code for Gifu

CODE for GIFUの石井です。オンライン会議でみんながかっこいいバーチャル背景を使っている中、自分は自宅を背景に晒してがんばっている今日この頃。GIFUからのトピックを一つ。
5/9に新型コロナウイルス感染症対策サイトが岐阜県の公認を受けました。
新型コロナウイルス感染症対策サイト〜岐阜県版〜https://covid19-gifu.netlify.app/
本家の東京のサイトをフォークして各地で立ち上がっているサイトの岐阜県版です。CODE for GIFUメンバーの女性エンジニアがサイトを立ち上げ、メンバーが集まって協力し、そのサイトを見た岐阜県からの相談を受けて実現しました。
公認化にあたって、岐阜県の方には新型コロナウイルス関連のデータを総務省が定義しているデータ項目に則ってオープンデータとして公開してもらい、GIFUのメンバーはそのオープンデータサイトの更新をチェックして自動的に内容を反映させるようにしました。
5/3以降岐阜県の新規の陽性患者は発生していません。でもちゃんとデータ更新は続いていて、入院中が減って退院者数が増えていっているのが分かります。私は以前このサイトを開くと暗澹たる気持ちの方が強かったのですが、最近は希望が見えてくる感じがして一人ニマニマしています。
この活動に関わってくれた方たちと「振り返りの会をやりたいね」と企画中です。次回はその様子でもレポートできたらと考えています。

Open Kawasaki / Code for Kawasaki

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よこはま かわさき BENTO MAP
横浜市、川崎市、を中心にテイクアウト(持ち帰り)・デリバリーサービス(出前・配達)が可能な飲食店の情報をまとめる「Webアプリ」と「LINEボット」を開発してます。
現在、マップに写真が表示するように改善したりしてます。
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みんなでテイクアウトMAP <かわさき版>https://openkawasaki.github.io/takeaway/
番外でOSMベースのMAPも作成しました。他には、飲食店のデータ流通に向けた、データ定義の活動も始めてます。

Code for Kusatsu

こんにちわ。CodeForKusatsuのやぎーんです!
  • covid 19の影響で集まることができず、zoomによる定例会になりました。
5月20日(水)第47回 定例会について簡単に報告します。オンライン定例会は前月につづいて2回目ですが、いつも必ず定例会に遅刻している代表が、オンラインになったてから、開始時間までに参加するというメリットもありました。これなら、ずーっとオンライン定例会がいいのかもしれませんね。(^^;)
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  • 今回から、CodeForKusatsuに新しいメンバーが2人加わりました。IT関連のお仕事をされているヒロセさんと、アフリカのマラウィ湖から帰国したイイノさんです。久しぶりの新メンバーでこれからが楽しみです。(^^)
  • UDCアーバンデータチャレンジに、今年も応募することになりました。マッピングパーティー&ウィキペディタタウンそして、COG2019で最終審査に残ったくさつお土産隊さんとコラボでUDCにチャレンジします。(^^)
  • 滋賀県で新型コロナウィルス感染症対策サイトを立ち上げた高校生(ゆうせいくん)から、モザイクアートプロジェクトの報告がありました。いま、c4kのエースであるゆうせいくんは高校3年生で、やりたいことがありすぎて、進路など考えることがありすぎて、大変そうです。c4kができるのは、そんな彼にエールを送ること。CodeForJapanに関わっているみなさんも、彼にエールをよろしくお願いします。
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番外編
やぎーんです。何気なく応募したアマゾンの懸賞でBOSEのヘッドセットが当選しました。zoomで使うと、マイクもきれいに音をひろい、またノイズキャンセリングもなかなかすばらしい!
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Code for Nagoya

Code for Nagoyaの白松です、初めて書かせて頂きます!5/30(土)に、第1回名古屋市オープンデータラウンドテーブルを開催しました。オープンソースカンファレンス2020 Online/Nagoyaに参加する形でのオンライン開催です。まず午前中は、Code for Nagoya宮内さんにCOVID-19対策サイト愛知県版(非公式)のデータ活用事例を、名古屋市のオープンデータ担当の山田さんにオープンデータ公開の実際のところをご紹介頂きました。
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午後、話し合ったテーマは5つ。
  • 名古屋市のオープンデータを検索可能にする
  • PDFやHTMLに含まれるデータを機械可読な形に
  • 小中学校のオンライン授業導入状況のオープンデータ化
  • 公共交通事業者がピンチなので何かオープンデータでできないか
  • 新型コロナウィルスから起きている病院経営諸問題を解決する
名古屋市のオープンデータ一覧はExcel形式で公開されているのですが、宮内さんがこのイベント中に検索サイトを立ち上げてしまいました。早い!!
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その他のテーマについては当日の資料のp.39以降にまとめています。たとえば小中学校のオンライン授業導入状況については、白松が妻に巻き込まれて協力している話でして、その妻の先輩であるところの竹内明日香さんによるnote記事でも取り上げてもらってます。
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トップダウンに導入してもらって教育格差を無くすために、妻をはじめとする有志が頑張ってSpreadsheetにまとめているものをコロプレスマップ化したものですが、まだ灰色(情報なし)が多い。なので、どうにかしてオープンデータとして情報を出してもらえないかと思っています。が、これについては、最初から各自治体に働きかけてオープンデータ化をお願いするのは筋が悪いかも。というのも、わざわざ「本市は取り組んでいません!」という情報をオープンデータ化したいとは誰も思いませんからね。やはり、有志が頑張って調べるしかないんですかね?
話は変わりますが、白松が勤務している名古屋工業大学では、今年から「シビックテック特論」という大学院の講義をオンライン開講しています。上記イベントでも活躍したCode for Nagoyaの宮内さんに「オープンデータは役に立つ」というタイトルでお話して頂いたり、Code for AICHIの嬉野さんにプロトタイピングの重要性を語って頂いたり、担当教員の私にとっても勉強になる講義です。次週は、Code for AICHI吉岡さんのゲーム「シビックテッカーズ」を題材にしたワークを予定していて、今から楽しみです!残念なのは、情報工学を専門とする学生さんより、社会工学を専門とする学生さんの方が受講者が多いこと。いや、別に残念がる必要は無いのかもしれないですけど、私が情報工学の教員なので・・・

Code for Nerima

Code for Nerimaの青木です。5月19日(火曜日)に定例会を開催しました。
まだまだ練馬区も公共施設は使用できないのでオンラインでZOOMを使って行いました。今月のテーマは「みんなで話そう」ということで、ブレイクアウトルームを活用しました。テーマについて話していただきそれをグーグルフォームでアップして司会の僕がピックアップして紹介するというワークショップを開催。みなさん、話したかったんだなぁ、と思いました。オンラインイベントはどうしても一方通行になりがち、こうしてお互いに話すということを毎回取り入れてもいいかなと思いました。あとはメンバーの発表もありあっという間の2時間プラスZOOM懇親会で夜は更けていきました。
印象的だったのが、うちの最高齢85歳で全盲の開発者「長谷川貞夫」さんがZOOMで参加。ヘルパーさんのサポートもありますが基本的にはプロのヘルパーさんは長谷川さんがやりたいことをサポートしますのでZOOMも当たり前のように活用し参加されました。「オンラインで開催してもらえると、家にいながら北海道や長野の方と話すことができてとても楽しかった」と。いつもは車椅子で会場まで来てて、もちろんそこで会うのも大切ですが、オンライン開催はやはりいろんなシチュエーションの方の参加が可能だなと実感しました。6月はまだどうなるかわかりませんが、集まることに関しては慎重にならざるを得ないかなとは思っています。でもオンラインでいろんなツールを使っての開催を楽しんでも行きたいと思っています。
そして5月15日のCivic Tech Liveはうちの吉倉さんが登壇。Code for Nerimaのテーマでもある「ともに考え勝手に作る」をテーマに活動内容を紹介しました。
Code for Nerimaは面白いメンバーが揃っているのでこれからどんどん外にでて話してもらえたらと願っています。どうしても代表の僕が出ていきがちですが、これからは控えめに(えっw)
6月は練馬区と協働で一つオンラインイベントが始まります。また来月ご報告します。

Code for Japan

Social Technology Officer(STO)

Code for Japan STO創出プロジェクト事務局です(STOとは、ソーシャル・テクノロジー・オフィサーの略称で、経営視点からNPOのIT導入や活用を担う人材のことです)。
5月15日に「NPOのための事業変革とIT活用ミニセミナー」を開催しました。朝7時という早朝開始にもかかわらず、30名以上のNPOの方にご参加いただきました。
前半はNPO-IT活用事例と題しまして、ふくおかNPOセンター代表理事の古賀さんにNPOのIT利活用実態調査をご説明いただきました。
次に、実践ケースとして認定NPO法人カタリバの事例をSTOの岩澤さん・大塚さんに、NPO法人 popolo(シビックテック・ラボ 市川さんとの協働プロジェクト)の事例をシビックテックラボ市川さんにそれぞれご紹介いただきました。
後半はウェブ発信、事業のオンライン化・見直しなど、5つのテーマに分かれて個別相談会を行いました。
イベント後、フォローアップの面談を行っています。
次回以降のFunFunReportでは、いまSTO創出プロジェクトが取り組んでいる協働案件もご紹介させていただけたらと思っています。
STOに関心がある・なってみたい!というIT人材やNPOとの案件をサポートするSTO事務局も募集しています。いまは新型コロナウィルス対応で報酬が発生しないものが主になりますが、ご関心ある方はこちらのWebサイトからsto_community チャンネルにご参加ください。https://sto.code4japan.org/
また、STO創出プロジェクトと協働したい!というNPOの方には相談を受け付けるFacebookグループに案内しています。こちらのフォームに必要事項を記入して送信をお願いします。https://forms.gle/TWfHn7HMp6VLpDVBA
2年前に始まったSTO創出プロジェクトの活動、どうぞ引き続きご注目ください。グラレコ:Nozomi Ichikawaさん(Code for ふじのくに)
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怒涛のイベント開催

3月以降、Code for Japanやシビックテックに興味を持つ人が増えたことに加えて、イベントを全面的にオンラインに切り替えたことで、イベント数も参加者数も大幅に増えています。一体、5月は何回イベントを開催したんだろう…ということで、一覧がこちらになります。
  • 5/11 接触確認アプリ勉強会
  • 5/15 シビックテックライブ
  • 5/23 ソーシャルハックデー
  • 5/30 はじめてのシビックテック 〜テクノロジーで私たちができること〜
  • 5/30 特別定額給付金事務の勉強会
恐らく、過去最多の5回のイベントでした。そして、YouTube Liveでの配信など新しいことにも取り組むことができました。

今後のイベント開催

そして、イベントも多くなってきたので、定期定期にイベント情報をウェブサイトでお伝えすることにしました。ぜひ、こちらの記事をご確認いただき、参加してみてください!https://www.code4japan.org/news/202006-events

ともに考え、

ともにつくる。

Code for Japan Logo

活動

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