Code for Japan Summit 2022 を開催

2022.10.11 | 活動レポート

2022年の挑戦

Code for Japanは、今年で9回目の開催となるシビックテック・カンファレンス「Code for Japan Summit 2022」を開催しました。これまでは土日の2日間の開催でしたが、新たな取り組みとして、2022年9月17日(土)から24日(土)までの約1週間を開催期間とし、オフライン・オンラインを組み合わせて行いました。
開催方式については、2019年まではオフラインの会場開催が主だったものから、新型コロナウィルスの感染拡大を機に、2020年、2021年とオンライン開催へ舵をきることになりました。オンラインでの開催は場所や時間の制約も少なく、より多くの皆さまにご参加いただけるようになった一方で、「みんなともっと話したい」「一緒に楽しみたい」という声もいただいていたことから、 今年は両方を選べるように、コンテンツをオンライン配信し、地域やテーマで集まってコンテンツを一緒に見たり語り合うウォッチパーティーのリアル会場も設定することにしました。
これまでとは建付けが異なるため、コンセプトが伝わるのか等、運営としても手探りで準備を進めてきましたが、10月5日現在の集計で動画視聴回数が6,803回、ウォッチパーティーについては38箇所で開催されるという結果になりました。
各地の様子については、ブリゲードの活動レポート「Civic Tech Fun! Fun! Report! 2022年9月号」でご覧ください。また、Code for JapanのコミュニティSlack #cfj-summit-partyにご参加いただくことで、期間中の盛り上がり等も感じていただけるかもしれません。
配信された動画コンテンツは専用WebサイトのProgramにて、キーノート(基調講演)やシビックテックを中心にさまざまな取り組みの動画を計54本掲載しています。各コンテンツの「プログラム詳細」には、動画の内容をもとに開催期間中に描かれたグラフィックレコーディングもご覧いただけます。
サミット期間中には見れなかったという方も、ご興味に応じてぜひご覧ください。

オープニングデー

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17日のオープニングデーでは、MITガバナンスラボのプラクティショナー・アフィリエイトとして活躍し、様々な組織でアドバイザー等も務めるLuke Jordan(ルーク・ジョーダン)さんをお招きし、著作シビックテックプロダクト開発ガイド「Don't Build It」に書かれたことについて基調講演をしていただきました。ルークさんへの質問会「Luke's AMA※」(※Ask Me Anything)では、通訳を介しながらリアルタイムQAセッションを行い、「公共と民間プロジェクトの違いについて」や「コミュニティの自律的な成長」等、シビックハッカーが直面する課題についての質問が寄せられ、ご経験や見解をもとに一つ一つ真摯に回答いただきました。
その他、「こども食堂とシビックテック ~食堂編~」の動画配信では、こども食堂でのシビックテック活動について、オープンデータや技術を使った支援・取り組みについて話すパネルトークを展開し、聴講者からもこども食堂という場を通した地域のつながりや可能性についての意見が寄せられました。
また、ソーシャルハックデーで進行中のWeb3に関するプロジェクト「Hackdays Project 」からは、動画による取り組み紹介の他、サミット限定のNFTアートを取得しようというシビックテックコミュニティならではの試みがなされました。
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ファイナルデー

24日のファイナルデーは、ソーシャルハックデーの会場として定着してきたGather.Townを使って、オンラインでも参加者が自由に交流できるように開催しました。グラフィックレコーディングや各地のウォッチパーティー会場主催者へのインタビュー動画等で今回のサミットを振り返るとともに、参加者主導かつ全員でつくりあげるアンカンファレンスの形式をとって、日頃のシビックテック活動で感じていることや気になっていることについて語り合いました。
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アンカンファレンスであげられたテーマ
前半
  • web3 のシビックテックの活用方法について考えよう!
  • 地域のことって興味ある人はとことん興味あるけど興味ない人はとことん興味ないよね
  • DXって難しいけど、どうやったら優しく伝えられるだろう?
  • 「わたしたち」のまちづくりスマートなシティってなんだろう?
  • シビックテックとオタマトーン
後半
  • ウェルビーイング
  • オープンデータ
  • 学生×シビックテック
  • 地域の方たちが地域での自己効力感だったりがあれば関心を持って、デジタルで意見を表明してくれるかどうか
当日あげられたテーマの中に、皆さんが日頃気になっていることと被るものはあったでしょうか。
アンカンファレンスでの振り返りは、環境の変化で開催方式が変っていく中にあっても、「ともに考え、ともにつくる」シビックテックカンファレンスとしてCode for Japan Summmitが大事にしてきた取り組みです。
皆さんの活動とともに、このイベントも年々変化していくと思いますので、来年もどうぞよろしくお願いします!
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学生によるシビックテック開発「Civictech Challenge Cup U-22」日・米・英・ハンガリー・インドネシアから150名が参加。聴覚過敏、STEAM教育などをテーマにしたチームが受賞!

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