はじめに
Civic Tech Fun! Fun! Report! 2025年5月号は、Code for Nagasaki、Code for Giin、Code for NPO、Code for Japanの4団体のレポートを掲載しています。
3月に立ち上がったCode for Nagasaki。毎月のように活動している様子が石井さんから届いています。今後の予定も書いてあるので、興味ある方はぜひご覧ください。
Code for NPOからも最近の活動についてのレポートが届いています。日本消費者連盟との協働もしているんですね。
そして、いつも投稿いただいている八木さんからCode for Giinや草津の活動やイベント案内もあります。今回も各地のFunFunレポートをお楽しみください!
協力:八木さん(Code for Giin)、石井さん(Code for Nagasaki)、yukkiさん(Code for NPO)
Code for Giin
こんにちわ。CodeForGiin&CodeForKusatsuのやぎーんです。(^^) 先日、関西万博に行きました。なんとやぎーんはウン十年前に開催された大阪万博にも行っています。お祭り広場の太陽の塔やアメリカ館の月の石や動く歩道に感動したことを覚えています。
関西万博はあまり期待はしていなかったのですが、ダビンチ直筆のメモを見たりポーランド料理を食べたりして、まあまあな体験でした。でも死にそうなくらい暑かった。
さて今回のFunfunReportは、草津市の立命館大学琵琶湖草津キャンパス(BKC)に新しくオープンする施設のご紹介です。
草の根から未来をつくる ― 立命館大学「GIC」誕生
立命館大学びわこ・くさつキャンパスに、2025年7月「グラスルーツイノベーションセンター(GIC)」がオープンしました。
GICは、学生・研究者・企業・市民が集まり、社会課題の解決や新しい事業づくりに挑戦するオープンイノベーション拠点です。
館内には、最新の3Dプリンターやレーザーカッターを備えた大規模ファブラボ「GIC Fab」、スタートアップや研究チームが集うコワーキング&ラウンジ、実証実験や試作に使える「Communal Lab」など、多様なアイデアを形にできる場が整っています。
「グラスルーツ(草の根)」という名前には、地域に生まれる小さな芽を育て、世界に広がるイノベーションへとつなげたいという思いが込められています。草津市とも連携し、地域発のスタートアップや産業振興を支える新しい拠点として注目されています。
オープニングセレモニーには、Code for Japanから砂川さんも参加されていて久しぶりにお話しすることができました。
10月から本格的にオープンするのですが、9月24日にさっそくCodeForGiinとCodeForKusatsuメンバーと土屋さんでイベントを開催することになりました。
🌱 立命館大学GICで「地域幸福度可視化アプリ」実証イベント開催!
立命館大学びわこ・くさつキャンパスに新しく誕生したグラスルーツイノベーションセンター(GIC)にて、 9月24日(火)、地域幸福度指標を“見える化”するアプリを活用した実証実験イベントを開催します。このイベントでは、市民・学生・行政・企業の皆さんが一緒になり、 「まちの中で幸福を感じる場所」を探し、アプリに投稿する“まちあるき”を行います。 集められたデータは振り返りセッションで共有し、地域の魅力や市民の幸福感を可視化する新しい試みです。
開催概要(案)
📅 日時:2025年9月24日(火)
📍 会場:立命館大学 GIC(草津市・びわこくさつキャンパス内)
🎯 内容: 地域幸福度指標に関するレクチャー
TIS株式会社が提供する「地域幸福度可視化アプリ」 を使った
「まちあるき」実証実験
振り返り・共有セッション
👥 参加対象:市民・学生・行政・地域企業など
👤 定員:最大20名程度(予定)
主催:Code for Kusatsu/シビックパワーアライアンス実行委員会/草津市(予定)
✨ 「まちの幸福」をデータで見える化する新しい挑戦に、ぜひご参加ください!
Code for Nagasaki
みなさん、こんにちは。Code for Nagasakiの石井です。今回は、私たちが取り組んでいる「長崎:坂の記憶をたどるプロジェクト」の活動について、一緒に振り返ってみませんか。
2025年3月:ついにキックオフ
長崎といえばやっぱり「坂」ですよね。この長崎らしいテーマでプロジェクトがスタートしました。初回のキックオフでは、オープンデータデーに合わせて、長崎の坂のデータを独自で作成されていた若杉さんに登壇していただきました。作られたデータや坂にまつわるエピソードについてみんなでじっくり考え、これからどんなことができるか、ワクワクしながらアイデアを出し合いました。
2025年5月:実際に坂を歩いてみた
企画を練っているだけじゃもったいないと思いませんか。ということで、5月は実際に街へ繰り出しました。若杉さんのデータを参考に、竜馬の坂やけんか坂など、気になる坂を実際に回ってみて、長崎の街を五感で感じることができました。歩き疲れたけど、プロジェクトのアイデアも具体的に考えられました。
2025年6月:UDC全体キックオフ&定例会
5月以降は毎月、定例会を開催して進め方を話し合っています。UDC全体キックオフでは、他の地域の取り組みを知ることができ、とても刺激になりました。「長崎:坂の記憶をたどるプロジェクト」の定例会も開催して、みんなで進捗状況を共有。ゴールまでの道筋が少しずつ見えてきて、やる気がさらにアップしました。
2025年7月:定例会と、そしてお待ちかねの...
7月も定例会を開催し、活発な議論が交わされました。そして定例会の後には、お楽しみの「ビール飲む会」でした。プロジェクトの話はもちろん、長崎の美味しいご飯やお店の話で大盛り上がり。こういう息抜きがあるからこそ、みんなで楽しく活動を続けられると思いませんか。
今後の展望:
楽しく、でも真剣に長崎の魅力を掘り下げていくこのプロジェクト。9月以降もイベントが目白押しです。
- 9月24日(水) 定例会@長崎県庁
- 10月18日(土) 街歩き&お試し会(アイデアソン)
- 11月15日-16日 ハッカソン(エンジニアとデザイナーが不要)
特に「エンジニアとデザイナーが不要のハッカソン」って、なんだか面白そうじゃないですか。どんなアイデアが飛び出すのか、今から楽しみです。
「面白そうだ」と感じた方は、ぜひ一度遊びに来てくださいね。一緒に長崎の坂の記憶をたどってみませんか。
Code for NPO
久しぶりの投稿になってしまいすみません!Code for NPOです。
さまざまな社会課題の現場に向き合うNPOのDX支援をしています。
ここ数カ月は3つのプロジェクトに取組んでいます。
1)日本消費者連盟:ゲノム編集など私たちの食の安全や表示方法、香害問題について専門家とともに調査・研究・提言を行っているNPOです。なんと設立は1974年。長年蓄積された情報をどのように発信していくか、ウェブサイトのリニューアルに取り組んでいます。
2)いろどりキャリア:代表者はキャリアコンサルティングの資格をもち、自身の経験からも女性が自分らしく組織の中で働いていける社会、そしてあらゆる状況にいる子どもたちが自身や仲間の良さを認め自由に生き方を選択できる社会づくりを目指しています。組織の基盤を整備をしながら、事務作業の効率化やウェブサイトの部分改修に挑戦しています。
3)Code for NPOのウェブサイト:これまでに数十団体のDX相談、地道な話し合いからささやかな支援をしてきたCode for NPO。「ちょっとしたITやテクノロジーについての困り事」を気兼ねなく持ち込んでもらえる存在を目指しています。活動紹介や相談を受け付けるサイトを構築中です。
ビジネス的な手法に限らず目の前の人や状況に合わせて活動するNPOとの協働は時間もかかりますし決して平坦な道ではないですが、"社会課題に取り組む"ことにハードルを感じている方には「こんなことでいいの?」と思っていただけると思います。活動が相手に必ず届くという実感もあり、おすすめです。Code for NPOのプロジェクトに関心のある方は、#proj-npoにぜひご参加、メッセージください!(Code for NPO yukki)
Code for Japan
Code for Japan Summit 2025
毎年恒例のサミットを11月29日(土)にやります!
今年は「Social R&D— これからの社会を ともに考え ともにつくる」をテーマに国連大学(東京・渋谷 )で開催します。
キーノートは、UNICEFのCheryl Ngさんによる「UNICEFが取り組む、Digital Public Goodsを創る次世代の育成」です。
お安い前売りチケットもあるので、早めのチケット入手がお勧めです。
皆さんの参加とご応募をお待ちしております!
- 日時:2025年11月29日(土) 10:30〜17:35(開場:10:00) 懇親会:17:45〜19:25
- 会場:国連大学
プログラム募集説明会を開催
プログラム募集についての説明会を9月3日(水)にオンライン開催します!
サミットで発表したいけど、応募を悩む、という方はぜひご参加ください。
今年のサミットのテーマについてもご紹介予定です。

