はじめに
Civic Tech Fun! Fun! Report! 2025年5月号は、ハウモリ、Code for Giin、Code for Japanの3団体のレポートを掲載しています。
森町では、森町大火の写真をデジタルアーカイブしていましたが、今回はパネル展示がされたそうです。デジタルとアナログを行き来するのがいいですね。八木さんからは、東京大学・デジタル空間社会連携研究機構主催の「デジタル技術と対話で創る未来 ーシビックテックを通じた参加の新しいかたちー」という全10回の講座の記念すべき第一回のレポート。熱量の高い方々が集まっていますね!
今回も各地のFunFunレポートをお楽しみください!
協力:山形さん(ハウモリ)、八木さん(Code for Giin)
ハウモリ/ Code for Mori
数年前、森町消防本部さんとのコラボで「森町大火60年の記憶」と題し、Google earthを活用したデジタルアーカイブの公開をしていましたが、この度このデジタルアーカイブのスピンオフ企画がデジタル→アナログで実施されたようです(ニュースで見た)。
現在は森町消防本部で常設展として写真パネルが飾られているようですが、田舎の町でもアナログ→デジタルだけの方向では無く、デジタル→アナログの方向が自然に出てきているのはとても良いことだなあと感じました。また、僕たちが街の一員として参加している取り組みに相乗りしてくれてそれをさらに発展させてくれているところに可能性を感じました。
Code for Giin
東京大学主催「デジタル技術と対話で創る未来 ーシビックテックを通じた参加の新しいかたちー」に参加しました!
5月14日より、東京大学・デジタル空間社会連携研究機構主催の「デジタル技術と対話で創る未来 ーシビックテックを通じた参加の新しいかたちー」という全10回のイベントに参加しています。
この講座は、現代社会で注目されているシビックテックの基礎概念を学び、歴史的背景や社会参加の意義、政府・自治体との関係、オープンデータの活用、プロトタイピング、コミュニティ形成などについて、学際的な視点から体系的に理解することを目指しており、一人ひとりが「自分ごと」として課題の発見からソリューションのデザイン・開発・展開までに関わる新たな社会への参加の態度と能力を身につけることを目的としています。
講座の対象は大学関係者だけでなく、社会人(企業、行政関係者、NPO/NGOも歓迎)と幅広い層を想定しており、「自分も社会課題に関与したいが、どのように関わればいいか模索している」方や、「デジタル技術が社会のあり方をどう変えていくのかに興味がある」方などに推奨されています。
全10回の講座は原則毎週水曜日にオンラインで開催され、各回異なる専門分野の講師が講義を行うオムニバス形式です。初回の5月14日はイントロダクションとして、東京大学の関本義秀教授の講義でした。参加者全体は把握できていませんが、CodeFor関係者も多数参加しており、初めて会う人でもCodeForつながりがあることが分かり、CodeForのつながりの強さを感じました。
この講座は、シビックテックを学び直すには最適な内容だと感じています。キーワードとして参加、シビックテック、デジタル・シティズンシップ、市民科学、オープンデータ、オープンソース、デザイン思考、プロトタイピング、ガバナンス、コミュニティ形成が挙げられており、今後の講義ではこれらのテーマが掘り下げられる予定です(例: 第2回「シビックテックとは」、第3回「政府・自治体の役割と市民の参加」、第5回「シビックテックを支えるオープンデータ・オープンソース」、第8・9回「コミュニティの形成」など)。
毎回レポートの提出があり、少しプレッシャーではありますが、それも楽しんでいこうと思っています。
講座内容の詳細については、以下のリンクをご覧ください。 https://dss.csis.u-tokyo.ac.jp/event/lecture_ctdi_2025/
そして、勉強の後の〆はやっぱりこれでしょう!!(^^) 関本先生はなぜか、キュウリのメニューを3種類も注文しておられました。キュウリ好き???
Code for Japan
普段顔を合わせることの無いCode for Japanでは5月と11月の年に2回、合宿と称して集まっています。今回は、広島県の福山に集合しました!
1日目は、改めてビジョン・ミッションについて話しました。今日こそ結論を出すぞーと意気込んでいましたが、結論は持ち越しになりました笑
その後の懇親会で盛り上がり、迎えた2日目。この日は福山を知るために、漁港で漁師さんの話を聞いたり、まちづくりをしている方の話しを聞いたりと充実した旅程でした(仕事です)。
そして、最後の懇親会には福山のキーパーソンが10人以上集まり、ワークショップ型懇親会(?)でワイワイ楽しみました。