参加型民主主義プラットフォームDecidimとは
Decidim(デシディム)は、「我々で決める」を意味するカタルーニャ語にちなんで、2016年にスペインのバルセロナ市で開発された市民参加のためのデジタルプラットフォームです。Code for Japanは、オープンソースで開発されているDecidimを2020年から日本国内に展開しています。
Decidimの特徴
Decidimには3つの特徴があります。
参加型プラットフォーム
Decidimは、市民がその街の戦略的な計画のなかに参加し、議論し、意思決定に関わるための場です。自治体のビジョンや予算を市民参加型で議論すること、市民から提案を受けた政策を実行することなど、様々な立場の方がともに考え、意思決定をしてゆく際のツールとして使われています。
オープンソース
どなたもオープンにコードを活用することができます。全ての市民や政府に対して開かれたものです。信頼できて、安全だと考えられるようにするためのソフトウェアです。
一つのコミュニティ
Decidimは、参加型のプロセスと意思決定のプロセスを結びつけようと考えてつくられています。そのため設計も民主的にスタートしており、Decidimプラットフォーム自体も参加型で作られています。これを使うあなたも、ぜひ一員として、Decidimを育てる活動に加わってください。
Decidmを知る
Code for Japanが提供しているサービスやよくある質問など記載している資料を公開していますので、ぜひご覧ください。
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また、日本国内や海外事例などに興味がある方はMetaDecidim Japan(外部サイト)をご覧ください。
Decidimを利用したい
Code for Japanは、クラウドサービスとして、すぐにご利用いただける状態でご提供します。デモ環境(定額)と 一般公開環境(月額・規模別料金制)をご用意しています。
提供にあたっては以下の点をご理解ください。
- AWS(Amazon Web Service)上に構築しています。管理のためインターネット接続環境をご用意ください
- 個別インスタンス(個別ページ領域)は専用となりますが、個別のカスタマイズは基本的には行いません
- クラウドサーバーは、国内リージョンです。サービス提供者であるCode for Japanは、2021年にISMS認証を取得しました
- Decidim内の各ページの作成(ページ入力、公開設定等)はお客様側で実施していただきます。Code for Japanは作成方法の習熟のための支援を実施します
Code for Japanが提供するDecidimに興味関心がある方は decidim@code4japan.org までご連絡ください。
Decidimの開発に参加する
オープンソースであるDecidimの開発にはどなたでも参加できます。また、フォークしてご自身で運用することも可能です。
Code for JapanのSlackでも情報交換などおこなっていますので、#proj-decidim にご参加ください。Code for JapanのSlackに参加されていない方は、コミュニティページにて参加方法をご確認ください。