Civic Tech Fun! Fun! Report! 2021年 4月号

2021.04.29 | 活動レポート

はじめに

Civic Tech Fun! Fun! Report! 2021年4月号は、Code for GIFU、Code for Giin、Code for Kusatsu、Code for Nerima、Code for Japanの5団体のレポートを掲載しています。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?いよいよゴールデンウィークですが、今年も東京はステイホームです。。。オンラインの活動が続いている団体も多いと思いますが、今月も各地で活動がおこなわれています!
今回、ようかんさん&ゆうせいさんの大学生コンビがCode for Kusatsuでの活動を紹介してくれました!5374のLINE botの話は必見です♪
協力:石井さん(Code for GIFU)、ようかんさん(Code for Kusatsu)、ゆうせいさん(Code for Kusatsu)、八木さん(Code for Giin&Code for Kusatsu)、青木さん(Code for Nerima)

CODE for GIFU

CODE for GIFUでは「小さなIT相談室」というイベント開催しています。
「小さなIT相談室」とはITには興味あるけどIT系のイベントに敷居の高さを感じている方ややってみたいことがあるけどいきなりイベント開催するの難しそうという方向けで、気軽にとりあえず小さく始めてみようという会です。
以前はリアルに集まって座談会形式にワイワイとやっていました。しかし去年はコロナ禍で集まることが難しかったため中止していました。オンラインとかってITの敷居をさらに上げてしまいそうですよね。しかし、今年からオンラインで再開をしています。オンラインを利用することが会社や生活の中で当たり前になってきていて、その敷居が低くなってきたからです。今年になってから開催してきたイベントを紹介しますね。
1月「うたをつくろう」
記念すべき再開1回目は名古屋の白松さんと民謡を作ったことのあるフィリップさんをゲストに「うた」をつくってみました。白松さんは人生に行き詰まると歌を作りたくなるらしく、過去に作詞・作曲された歌を教えてくれました。実際に自分もその歌作りを参考に作詞をして、その詞にあう曲をAIで自動に作るサービスなど利用したりしました。意外とそれっぽいものができて面白かったです。
2月「オンライン飲み会の楽しみ方」
オンライン飲み会ってやったことありますか?自分は家で飲む習慣がないのでやったことなかったです。そこで佐賀のうしじまさんをゲストにオンライン飲み会の楽しみ方を教わりました。うしじまさんは家にいる安心感からかついつい飲みすぎてしまうそうです。会の中でzoomのブレイクアウトルームに「体育館裏」とかと名前つけて、それぞれのルームを行ったり来たりしましたね。楽しみかたもいろいろです。
3月「Web Visual Programing」
CoderDojoのメンターもやっているGIFUのメンバーの伊藤さんをゲストにmicrobitを使ってWeb Visual Programingを勉強しました。microbitのサイトが良くできていて実機をもっていなくてもほとんどのテストがブラウザだけで完結します。この会ではサイコロ遊びのプログラミングをちょっとづつ作っていきました。なんかIoT系のアプリケーションが作りたくなってきちゃいましたよ。
4月「スマートシティって何ですか?」
スマートシティについて富山の富成さんをゲストにして、いろいろとお話してもらいました。富山市はLoRa WANのセンサーネットワークとFIWAREのプラットフォームを提供していて公募すればいろいろな取り組みに利用することができます。富成さんは昨年、このプラットフォームを利用したアイデアソン、ハッカソンを開催されました。雪の対策やゴミ対策など、市民はいろいろな情報を知りたがっていることが分かったとのことです。スマートシティも行政だけの施策ではなく、市民主体でどうなっていきたいかを考えることが大切なんですね。
と、こんな感じで月1回程度にオンラインで開催しています。オンラインのメリットは短時間でできる、準備が少ない、遠方の方も参加できるとたくさんあります。でも、やっぱり「小さなIT相談室」は岐阜でオフラインで集まって継続していけたらいいなあって思っています。
石井

Code for Giin(コードフォー議員)

CIVIC TECH FORRUM 2021に2人の登壇が決定しました。

CodeforGiinから登壇者に応募したところ、2人の登壇が決定しました。お二人とも、とても若い議員さんで、古い体質の議会をを変えてくれる超すばらしい議員さんです。
CodeeForGiinに参加いただいた議員のみなさんも、シビックテック系議員として、まちの課題解決に活躍されている次世代型の議員さんなので、ブリゲードのみなさん、これからも応援のほど、よろしくお願いします。(^^)
みなさん、チケットを手に入れて是非ご覧ください。
  • 高砂市議会の島津 明香さん
  • 新宿区議会の伊藤陽平さん

Code for Kusatsu

notion image

ようかん•ゆうせいの 「おれの話をきいてくれ」

とても長いイントロ
こんにちは。ゆうせいです。先月までは高校生ですと自己紹介をしていましたが、どうにか大学進学をすることができました。大学のため滋賀を離れて生活しているのですが、こころはC4Kuにあります。最近は、外から見る関西, 滋賀県についての発見もあり、日々ものごとを面白がって暮らしています。
ーー突然掲載した謎タイトル「おれの話をきいてくれ」ですが、このコーナーはC4Kuの学生メンバーである私(ゆうせい)と、ようかん(次号で登場します)がシビックテッカーのみなさんに聞いてほしいことを書く連載です。
普段の開発でできた、みんなにみてほしいものや、みなさんと考えたいことなどを書くことで、みなさんがシビックテックする肥やしにでもしていただければと思います。
たのしい本体
さて、あまりにも長い前置きでしたが、初回テーマは「5374.jp LINE Botをつくったのできいてくれ」です。5373.jpは、皆さんご存知かと思いますが、ごみの日情報やごみの分別の情報を提供するWebアプリケーションです。(http://5374.jp/)Code for Kanazawaさんがはじめ、それ以降そのシンプルな構成や整備されたドキュメントの効果もあるのか、全国各地にforkされているようです。
かくいう私も、滋賀県栗東市(草津の隣)に5374.jpを移植していて(右図)、それがシビックテックに関わり始めたきっかけです。その5374は、これまで2年強のあいだ運用を続ける中で**「通知がほしい」**という声が頻繁に届くようになっていました。(確かにわざわざ見に行くとなるとカレンダーとさほど変わらない…)
そこで、通知をLINE Botにしました。設定した時刻に、その日(または翌日)のごみの日情報を通知してくれます。
このLINE Botの実装の”きいてくれ” ポイントは、5374.jp のデータをそのまま使えるということです。実装の詳細は末尾の参考動画で詳しく話しているのでそちらを参照いただきたいのですが、5374.jpがすでに実装されている地域ならデータを作り直すことなくBotの実装が可能なはずです。このことは確認がとれていて、このLINE Botは進学先であるつくば市にも実装しました。(すでに5374.jpがあったので。)
ときどき「5374.jpってやってることは面白いけど必要はあるのかな?」なんて話を聞くことがありますが、そんなことはわざわざカレンダーを毎日欠かさず見るという高等技術をお持ちの皆様だから言えることです。地元で数回出したことはあれど、毎日ゴミ出しなんてしてこなかった私のひとりぐらしには、かなり重宝しています。
と、いうわけで新生活、コンピュータに頼れるところはどんどん頼って、勉強や開発に勤しみたいとつくづく思う4月のゆうせいの「聞いてくれ」でした。
この記事を最後まで読んでくださったみなさんは、ぜひご自身の地域の5374.jpにもLINE Botを実装してみてくださいね!
■参考資料

C4Kにハッカー現る!

C4Kに新たなメンバー、吉田さんが参加されました。
最近セキュリティを色々勉強中の私、今回のZoom会議中、ひっそりとKali LinuxのVirtual Boxイメージをダウンロードしながら,ミーティング終わったらexploitツールを触ってみようかなーなんて思っていたら、画面の向こうから「ハッキングエンジニア」とのご紹介!
すばらしい。ソーシャルハッキングやITハッキングなどの技術を生業にしておられる方が近くにおられるなんて、なんとワクワクな!。
「PerlやPHP、JavaやGo言語なんかで遊んでます」、なんていうことで、C4Kでは超貴重なエンジニアの誕生を喜んでいたかと思えば、大学の先生やってたり、会社を経営されていたり、町の代表をされていたり…。これはもう一人産官学コンプリートじゃないですか!
挙句の果てには、よし今度みんなでドバイにラーメン食べに行きましょうなんて、
どんどん話が膨らむ、膨らむ♪
これはC4Kの秘密兵器!、トップシークレットのお宝誕生ですね。
この話はしばらく内密にしとこっと。 (岡村)

Code for Nerima

Code for Nerimaの青木です。4月は毎月恒例の定例ミーティングを開催しました。毎年一度は練馬区の情報政策課の方にきていただきオープンデータについての話をしてもらっています。
YouTubeにアップしていますのでぜひご覧ください。Code for Nerimaとしてはあまりオープンデータを活用した活動はできていないのですが、今年は区とも連携して何かやりたいなと思っています。
もう一つ、これは僕の個人的な活動ですが「UD Chat」と言う自動翻訳機能付きグループチャットをウェブアプリとしてリリースしました。オープンソースとしてソースコードもgithubに公開しています。
オンラインでのグループチャットやミーティングで共通のチャットアプリがないとか、外国語やりとりするときとか、さっとURLを発行するだけでグループチャットができます。データの保存先などが気になる方はご自身でサーバーをたてて運用することもできますのでご利用ください。Code for JapanのSlackでも#proj-udchatと言うチャンネルで情報共有していますのでぜひ参加してください。

Code for Japan

4月ということもあり、Code for Japanではこれまで準備していたことを立て続けに情報発信しました!
日本初、シビックテックのサービス開発支援プログラムCivictech Accelerator Programを開始します
DIY都市をともに作る仲間を募集します
学生によるシビックテック開発コンテスト、規模を拡大し、2年目も継続開催することが決定
Civictech Accelerator Program
今回はじめて立ち上げたシビックテックでつくったプロトタイプを社会実装するためのプログラムです。これまでのCode for Japanの取り組みに集中していたため、その次ぐのステップとしてアクセラレーターのプログラムをつくることで、社会課題解決をしていきたいと考えました。
Code for Americaでアクセラレーター・プログラムがあるということを聞いて以来、ずっと作りたいと思っていました。ただ、資金的なサポートが必要なため、長い間、実現しませんでした。
notion image
今回、たまたま見つけたOkta(本社:カリフォルニア)のOkta for Goodを知り、ダメ元で申し込んだところ、まさかの書類選考通過。そして、それから毎日、夜遅くまで提案資料を作成し、インタビューに臨みました。インタビューで大活躍したのは学生インターンの光田さん。彼女はニューヨークで大学に通っており、途中から質疑応答についていけなかった私達の代わりに答えてくれました。その他にも資料の作成やレビュー、Code for Japanの紹介動画の作成など光田さん抜けにはプログラムは実現しませんでした。
そして、いよいよ動き出したCivictech Accelerator Program。まだ詳細決まっていませんが、また5月に新しい動きがある予定です。引き続き、注目してください!

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