Civic Tech Fun! Fun! Report! 2023年10月号

2023.11.07 | 活動レポート

はじめに

Civic Tech Fun! Fun! Report! 2023年10月号は、Code for Amagasaki、CODE for GIFU、Code for Nerima、Code for NPO、Code for Japanの5団体のレポートを掲載しています。 今月は4ヶ月に渡った都知事杯オープンデータ・ハッカソンやアーバンデータチャレンジのニュースが届いています。個人的にはその他にも東京都コロナ対策サイトの振り返りイベントやCode for Japan10周年イベント(シビックテックライブ)など、イベント盛りだくさんの1ヶ月でした。
内容充実の今月号をお楽しみください! 協力:たださん(Code for Amagasaki)、安田さん(CODE for GIFU)、青木さん(Code for Nerima)、戸川さん(Code for NPO)

Code for Amagasaki

10月02日㈪にみんなのあま咲き放送局 82.0MhzというコミュニティFMが開局しました。
尼崎市では今春に既存のコミュニティFM局が閉局し、有志の方々が事業を引き継ぐ形で今月目出度く再開しました。
放送機材は引き継げたので放送自体は開始しているのですが、必要なものが色々と足りていない状態です。
その一つに楽曲検索がありまして、楽曲のCD自体は数千枚有るのですが、番組に寄せられたリクエストの楽曲がどの棚のどのCDに入っているのかを検索する仕組みが有りません。
折角リクエストが届いても数千枚の中から楽曲を探していたら番組時間内には見付けられません。
そこでC4AMAではGoogleAppsScriptを用いて、そこそこ便利な
  • スマホの文字認識機能を使ってCDジャケットの楽曲名を読み取り
    • notion image
  • グーグルフォームで楽曲を登録し
  • スクリプトで原題を邦題に翻訳し
  • 検索時に検索結果をハイライト表示する
簡易楽曲検索システムを構築しました。
CDのバーコード(JAN)を読み取って楽曲登録できるか試してみたのですが、自由に使えるJANのデータベースが見付からなかったり、そもそもCDにJANコードがないものも多数あったので、多少面倒ではありますがこの方式にしました。
ソースは
にて公開しています。

Code for Gifu

先月に引き続き、10月14日(土)・(日)の2日間に渡って、アーバンデータチャレンジ2023の第3回活動を行いましたのでご報告させていただきます。今回は週末の二日間を使ったハッカソン合宿で、実際のアプリケーション開発を行うハッカソンを行いました。会場は岐阜県大垣市にあるソフトピアジャパンのドリームコア3F研修室を借りて行いまして、広くて明るくて開発をやるにはとても良い会場でした。
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今回も岐阜協立大学市川研究室にご協力頂き、岐阜会場では総勢30名の大所帯でハッカソンを開催することが出来ました。当日はUDCチームに加えて、BODICK賞狙いの大人チームやICTを使ったゲーム開発をするチームも参加し、会場はとても賑やかかつみんな真剣に開発を行っていました。
我々UDCチームは第2回のアイディアソンの内容から、お祭りの情報を一般のお客様に見ていただくためのWEBアプリを制作をすることにし、画面の構築とデータ基盤の整備を行いました。ひとまず駐車場位置などをマップ上に表示するところまでの実装が出来ました。
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10月14日(土)はUDC10周年イベントDayも行われ、岐阜会場もオンラインで参加いたしました。全国各地で多くのグループが様々な視点でデータ活用を考えたり行ったりしている様子が見られてよかったです。参加した学生はほとんどが初めてUDCのことを知ったという方ばかりで、このような活動に興味を持っていただいて、今後継続的に参加していただけるようになると良いなと思います。
また今回は、福岡県久留米市にある久留米大学木下研究室より2チーム(4名)にサテライト会場として参加していただきました。こちらのチームでは、大学で普段学んでいることを活用して、お祭りに関するクイズの正解率などからデータ解析をしてお祭りの認知度を判定したり、お祭りに関連する様々なパラメーターを分析して理想的な来場者数の予測ができるような仕組みを考えたりと、なかなか興味深い視点で取り組んでいました。最終的にどのような作品になるか楽しみです。
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イベントの最後にはみんなでUDCの”U”の字を作って記念撮影しました~(笑)
ハッカソンの最終発表時にUDCチームは作品概要エントリーも済ませたので、年明けの本応募に向けてさらに作品の完成度を上げていきます。

Code for Nerima

Code for Nerimaの代表の青木です。10月22日に開催された都知事杯オープンデータハッカソンでなんとCode for Nerimaは特別賞の一つ「ビジネス賞」をいただくことができました!ファイナリストに残った唯一のCode foとして結果を残すことができて嬉しく思います。
詳しくはこちらのnoteにまとめてありますのでご覧ください。
今回の受賞はCode for Nerimaに多大な協力をしていただいた「github女将」ことCode for CATの今村かずきさんのおかげでもあります。わたくし代表をやっておきながらコミュニケーションがあまり上手くなくハッカソンイベントには苦手意識がありアイデアソンでぐだぐだしてたところをお声がけいただいたのがきっかけで参加しました。
授賞式では今村さんがのりのりで「みんなで練馬を楽しもう♪」とリズムに乗って登場してくれましたが、すみません、うちのメンバー内でもそんなことやったことないんです(笑)。
ともあれこのハッカソンを通じて東京都練馬区の知名度がちょっと広げることができたかなと思います。練馬区の情報政策課の方達にも多大な協力をしていただき大変感謝しております。
次のデモデイまでに何かアクションを起こさないとですね!がんばります。

Code for NPO

ご無沙汰しています。Code for NPOの戸川です。2か月間、締め切りを勘違いしたり、本業が忙しく締め切りに間に合わなかったり、記事を書けませんでした。
最近は「NPO向けの勉強会&相談会」と「IT・デジタル人材のための社会課題勉強会」を交互にやるサイクルができてきました。うれしいことです。今回は、8月、9月、2回分のご報告です。(そろそろそれ以外のところで何かやりたいねと話しているところです。)
8月のイベントは、30日(水)夜、第4回「NPOのためのITお悩み相談会」を開催しました。3回目以降は、最初にミニ勉強会を実施しています。今回のテーマは「NPOのためのWEBサイト活用ノウハウ」でした。NPOのみなさんもサイトの活用には大変悩まれていて、お悩み相談会でも毎回ご相談があります。お悩みの内容は様々ですが、考えの整理の一助になればうれしいです。後半はいつもの通り、自由に悩み相談を行いましたが、今回は、具体的な悩みというよりは、インボイス制度やら、経理の大変さやらをみんなで共感し、最後にその場で具体的にGoogleFormの作成のサポートをして終了となりました。なにやら、和やかなほっこりした会でした。
9月のイベントは26日(火)の夜、「IT・デジタル人材のための社会課題勉強会#3」を開催しました。
今回のテーマは「介護業界の現状」
今回のガイド役は、日本の介護の未来をつくるリーダー育成を目的としたコミュニティ「KAIGO LEADERS」を運営する株式会社ブランケット取締役の野沢悠介さんです。野沢さんは、介護業界で働く「人」が活き活きしたり、より良い環境で働くことができるようにということを大事にされている方です。
最初に「介護業界の現状」についてわかりやすく説明いただいたあとの質疑応答でも、身近なテーマのせいか、活発なコメントが飛び交いました。(一時話題になっていた介護ロボットの話や、介護業界のDXの話など)
ワークショップは身近なだけに、色々な要素が絡み合って、うまくプロットできないまま時間切れになってしまい、構造化を深めるところまではいかなかったかもしれませんが、色々な意見を交わして、みんなで考えるということ自体が大切だと感じました。
個人的には、野沢さんのそこで働いている人がイキイキ仕事ができることが大事という言葉に大変共感しました。
10月のイベントは、31日(火)20時~ 第5回「NPOのためのITお悩み相談会」です。今回のミニ勉強会のテーマは「セキュリティの基本~パスワード管理について」
次回のFun!Fu!Reportでご報告しまーす。
参考)
KAIGO LEADERS

Code for Japan

都知事杯オープンデータ・ハッカソン2023

青木さんからもレポートがありましたが、600人以上がエントリーし、72作品が提出された都知事杯のFinal Stageが開催されました。
最優秀賞に選ばれたproj-inclusiveはソーシャルハックデーにずっと参加してくれていたチームで、Code for Japanとしてもとても嬉しかったです!
Finalist以外も含めて、審査委員の皆さんも作品を高く評価していました。来年3月にはDemoDayが開催されますので、パワーアップしたサービスをお楽しみに!

東京都新型コロナウイルス感染症対策サイト 振り返りイベント

そして、翌週はコロナ対策サイトの振り返りイベントを開催!
都知事杯と同じGovTech東京のイベントスペースをお借りしました笑
色々な立場でコロナ対策サイトに関わった人、地域版を開発した人、外から見ていた人など登壇者も参加者もとても盛り上がりました。
オンライン配信が終わったあとの非公式セッションでは開発に関わっていてGitHub上でしか知らなかった方もお話をしていただき、感動の場面でした。
また、次のムーブメントに向けて色々と仕掛けていきましょう!
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Code for Japan Summit 2023

いよいよ11月25日です!
今年はCode for Japan 設立10周年でもありますし、昔から活動している人も、久しぶりに遊びに来る人も、全くの未経験の方も、ぜひ足を運んで交流してもらえると嬉しいです。
石森さんの基調講演などはオンライン視聴も可能ですが、10周年記念特別コンテンツもあるので是非会場にも遊びにいらしてください!
特に懇親会に申し込みたい方、早割(3,000円)が11/12までで、それ以降は4,000円となりますのでお早めに!
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