シビックテックは東海地方が熱い!?〜ブリゲードミートアップ 2018 in 東海

2018.01.31 | 活動レポート

昨年、Code for Japanでは東京で2回のブリゲードミートアップを開催しました。今回、次のステップとして、各地域でブリゲードミートアップを開催しようということになり、記念すべき第一回目を1月20日に名古屋で開催しました。Code for Nagoya、Code for Aichi、Code for Numazu、Code for Gifu、Code for Kusatsu主催と豪華で多様なメンバーでおこなわれたイベントの様子をレポートします!当日のTogetterもぜひご覧ください。
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10年後のミライをあなたと考える

ブリゲードといっても様々な団体があります。新しいメンバーで立ち上げようとする活発なブリゲードもあれば、いままで継続的に活動してきてマンネリ化しつつあるブリゲードもある。今回のイベントでは、それぞれの悩みや考え方、やり方を共有し、お互いに学びを得て新たな一歩を踏み出せるキッカケにたいということで企画されました。また、近隣のブリゲード同士で顔を付け合わせることで今後の連携を強化していく機会としていくことも目的のひとつです。「10年後のミライをあなたと考える」をテーマに、当日は東海地方を中心に約30人が集まり、各地の活動の報告やアンカンファレンスなどをおこないました。

ブリゲードのぶっちゃけプレゼン

今回、ブリゲードからの発表に先立って、地域で活動している2つのNPOの方に登壇いただきました。
一人目は、NPO法人ボランタリーネイバーズの藤森さん。地域でおこなわれている、まちづくりや中間支援の活動をご紹介いただき、地域の自治におけるシビックテックの可能性についても話していただきました。二人目は、NPO法人レスキューストックヤードの浜田さん。阪神大震災を機に設立されたレスキューストックヤードは被災者支援やその教訓を地元に還元する活動をおこなっている団体です。東日本大震災を機にシビックテックに関わるようになった参加者も多く、非常に盛り上がりました。また、ブリゲードなどシビックテックの関係者だけだと、どうしても内向きのイベントになってしまいますが、普段接点のない団体に参加していただいたことで良い刺激にもなりました。
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そして、ここから各ブリゲードの発表。Code for Gifuの古郡さん、Code for Aichiの晝田さん、Code for Nagoyaの白松さん、Code for Numazuの市川さん、Code for Kusatsuの奥村さんにぶっちゃけてもらいました。
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ブリゲード一人目の古郡さんは「大人の部活動 Code for GIFU(CfG)」というタイトルで発表。CfGは3つの「ない」を活かしてアーバンデータチャレンジや小さなIT相談室、部活動など様々な取り組みをおこなっています。・定例の会がない(自発性の重視)→SlackやFBでコミュニケーション・集まる場所がない(機動性が高い)→ソフトピアジャパンや喫茶店、コワーキングスペースがある・まとまりがない(多様性に富む)→自由に自分のペースでやりたいことができるSlackでのレスポンスが無くて、悲しい時もあるなど課題もあるようですが、技術勉強会「すいすい会」の開始や会則・会費などの組織化、官民データ活用推進県民連携会議など活動も更にパワーアップ。外部との連携も進めているとのことで、Code for Japanとしても色々と連携できればと思っています!
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続いては、Code for Aichi(CfA)の晝田(ひるた)さん。設立間もないCfAがこだわるのは「実装」。社会課題を解決するためのモノを出していくことを熱く強調していました。そのためには、つくる人だけではなく、課題を見つけるのが得意な人やアイデアを出すのが得意な人など様々な人が関わっていく余地があるとのこと。晝田さんとは懇親会で話をしましたが、毎晩遅くまでミーティングなどをしているとのことで、この勢いで突っ走って欲しいです。
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ブリゲード3人目は、Code for Nagoya(CfN)の白松さんです。ご存じの方も多いと思いますが、CfNの特徴の一つに毎月代表が替わる制度があります。CfNに数回参加した段階で代表になることで自然に団体にコミットしていくこの制度ですが、代表経験者は名誉代表の肩書を得ることができるそうで、白松さんももちろん名誉代表です。CfNのもう1つの特徴はイベントの多さ。2013年以降、ハッカソンだけでも15回開催しています。テーマも多様で、オープンデータを使った小学校社会科教材づくりハッカソンや学生が31名参加したという女子大とコラボしたハッカソンは他の地域でもぜひ実現して欲しいと思いました。
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ブリゲード4人目として登場は、Code for Numazuの市川さん。Code for Numazuと紹介しておきながらですが、今後はCode for ふじのくに/Numazuとして活動していくとの宣言。確かにこれまでも沼津に限らず活動をしていたので、納得です。そして、今回の発表では改めてブリゲードとしての原点に立ち返った上で、SIerなどとは異なるブリゲードの価値として、モノ(組織・団体)からコト(活動の繋がり)への転換を明言しました。新しい年や新しい年度といった区切りで団体のミッションやビジョンを整理するのはとても大切ですし、他の団体の話を聞くのはとても参考になります。
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最後に登場はCode for Kusatsu(CfK)の奥村さんです。市川さんの発表からは一転、タイトルは「Code for Kusatsuと飲み会と私」そんな緩いタイトルですが、発表内容にあった私見には参加者も納得でした。
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あったかい雰囲気で運営されているCfKは子育て中の方が多いのが秘訣のようですね。
各団体の発表資料はこちらにあるので、ぜひご覧ください。

全員参加のアンカンファレンス

アンカンファレンスとは参加者自らがテーマを出して、興味を持った参加者が集まり、話し合うワークショップです。今回のテーマは以下のテーマで話し合いました。1.情報格差をなくす2.メンバーを増やすには3.リアル町内会でITをどう生かすか4.被災者との情報共有5.イベントやりっぱなし問題6.コミュニティ同士の地域連携7.イベントに変な人が来たときの対処
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そして、各チームから発表をおこない、共有をしました。限られた時間で解決することは難しいですが、課題の共有とつながりができることで、今後の活動に繋げていきたいと思います。

最後に

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今回のイベントを主催していただいたCode for GIFUの石井さんからご挨拶。イベントの趣旨である「参加者の悩みや考え方などを共有し、お互いに学びを得て新たな一歩を踏み出せるキッカケ」になるような素敵なイベントでした。ありがとうございました!
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ともに考え、

ともにつくる。

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