Civic Tech Fun! Fun! Report! 2018年2月号

2018.02.28 | 活動レポート

はじめに

ちょっと遅くなりましたが、Civic Tech Fun! Fun! Report! 2月号です!今回はCode for GIFU、Code for Kobe、ハウモリ(Code for Mori)、Code for Niigata、Code for ふじのくに、Code for Sanuki、Code for Todaの7団体のレポートを掲載しています。そう、新規が4団体!ということで、充実した2月号をご覧ください♪協力:古郡さん(Code for GIFU)、西谷さん(Code for Kobe)、山形さん(ハウモリ・Code for Mori)、山田さん(Code for Niigata)、市川さん(Code for ふじのくに)、伊藤さん(Code for Toda)

Code for GIFU

こんにちは、CODE for GIFU、お手伝いの古郡です。
2/12(月・祝) IODDプレイベント「地域の魅力を発信する「情景写真」の撮り方ワークショップ」を開催しました。Code for Japanに協賛いただき、18名の方にご参加いただきました。CfJの皆様、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
「情景写真」とは、被写体と出会った感動やストーリーを想起させるような、また、その地域に行ってみたくなる、旅への憧れを感じさせるような写真のことです。
日本各地の歴史的な建造物、地域のお祭りや行事などの情景写真を自由にダウンロードすることができるフォトアーカイブサイト「FIND/47」では、クリエイティブコモンズライセンスに従い、世界中の人が使える形に整備されています。しかし、現在掲載されている岐阜の情景写真は、たったの6枚。
今後一般からの投稿も受け付けていく予定だそうで、それなら、CODE forらしく、自分たちでもっとオープンに使える岐阜の写真を増やそう!(そしてあわよくば賞をとりたい!)ということで、まずは写真の撮り方を学べるイベントを開催しました。
今回は会場に、「長良川うかいミュージアム」の四阿(あずまや)をお借りしました。全面ガラス張りの建物で、長良川が一望できて、むっちゃ風流です。どなたでも借りれるので、岐阜にお越しの際はぜひご利用ください!!
フォトグラファー/イメージクリエイターとして活動する、井戸 義智さんを講師としてお呼びし、無料で使える「Adobe Lightroom CC」での撮影方法や、レタッチのコツを教えていただきました!
秘伝のレタッチレシピまで公開していただき、皆でプロの技を体験。曇り空の写真も、パラメータを調整すれば、一瞬で抜けるような青空に……。あまりの変わりように参加者からは「インチキじゃん!」という声も笑。(でも、井戸さん曰く「合成じゃないので嘘はついてない!」)
前日の雪予報を吹き飛ばし、当日はとってもいい天気に恵まれました。ただし、ものすごく寒い…。皆で貼るカイロを装備して、川沿いを歩き、古い町並みの残る「川原町」の写真を撮りつつ、散策しました。
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参加者の皆さんは、普段から一眼レフで撮影をされていて、スマホだけで本格的な構図を意識して撮影したり、レタッチまで行うのは新鮮なようでした。
キョロキョロしながら、いろんな角度からモノを見て、他の人が気づかないような自分だけの「情景」をカメラに収めていきます。構図やルールに囚われすぎず、写真の仕上がりを想像しながら、「こうだったら面白いかも」をみんなでたくさん撮影しました。
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撮影の後は待望のおやつタイム! 凍え切った体に、「パンダプールマフィン」(岐阜にお店があります。卵と乳製品不使用!)と、奮発して買った「(ちょっと上等な)白川茶」が染み渡る…。
最後に、お気に入りの写真を発表し合い、身近な岐阜の新しい一面を皆で共有しました。
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同じ風景を撮っているはずなのに、人によって目の付け所も、撮り方も、加工の仕方も全然違うことが面白く、写真といえばごはんを備忘録として撮るだけの自分も、「情景写真」の楽しさに目覚めました!!!
今回のイベントで学んだことを生かし、次回は、3月11日(日)IODD(インターナショナルオープンデータデー)当日、高山のフォトジェニックな古い街並みを撮影しに行きます!
岐阜は広し。普段は西濃地域での活動が多いCODE for GIFUですが、今年のIODDは初の飛騨地域での開催です。
今回のイベントに参加できなかった方も、次回で少しおさらいする予定ですので、奮ってご参加ください!
→「情緒ある高山の「情景写真」を投稿しよう」https://iodd2018gifu.peatix.com/

Code for Kobe

代表の西谷です。神戸から今月お届けするのは、①2/15に開催した定例会の報告、②2/17~18に開催した神戸市とバルセロナ市の連携ワークショップの報告、③3/3に開催するIODDイベントの宣伝、でございます。ご笑覧ください。
①定例会報告
今回最も大きかったのは、「初めてグラレコが定例会に来た!」という点です。「チャレンジ!!オープンガバナンス2017」で展示するポスターの作成に当たり、「定例会でアイデアの説明とCOG参加者のパネルディスカッションをして、その内容をグラレコしたものをそのまま提出しよう」と目論んだのがきっかけです。結果、素晴らしいポスターが完成しました!ありがとうございます!その他の定例会の内容は、こちらのログをご参照ください。
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②神戸市×バルセロナ市連携ワークショップ
ご存知でない方がほとんどだと思いますが、神戸市とバルセロナ市は姉妹都市です。バルセロナ市は世界有数と言っていいほどまちづくりにおけるICTの活用が進んでおり、昨年から神戸市が連携しデータビジュアライズの国際ワークショップ「World Data Viz Challenge」を開催しています。その最終発表会が2/17~18に開催されました。当日は私は参加できず2日目にかろうじて顔を出せただけなので、詳細は毎度おなじみ副代表である後藤正樹さんのブログを是非ご参照ください。いつにも増して濃い内容になっています☆
③IODDイベントの宣伝
3/3のIODDでは、神戸は「Code for 選挙の神戸市議版」をやろうということになりました。まずはWikidataに市議の情報を登録してみて、Wikidataのハードルが下がったり市議会への関心が高まったりすれば良いなと考えています。なお、誰でも参加しやすいように、2/26にはCode for 選挙に参加された川井浩陽さんからの事前レクも行なう予定です。オンラインでも参加いただけますので、ご興味ある方はお気軽にご連絡ください(^^)

ハウモリ(Code for Mori)

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こんにちは、北海道森町を拠点とするクリエイター・コンプレックス ハウモリの山形です。
2018年2月16日金曜日、北海道森町にある濁川小学校にて、Code for Japanさんのイベント協賛プログラムを利用した「第二回人森一森 プログラミング教室」を、Code for Moriプロジェクトとして開催しました。(人森一森=じんしんいっしん)
人森一森は本来、非常にゆるく、みんなでお話聞いた後にあそんじゃおうぜーってという企画。
なので、本当はプログラミング教室をやった後に、もっと大々的に広報して、いろんな人の参加を呼びかけて遊びたかったのですが、初めてやってわかるプログラミング教室のプログラムづくりの大変さ(特に今回は、興味のある子達を対象に、ということではなく、全校生徒に、という考えだった事と、森町組が全くの素人だったことも重なって。)。
このため、準備時間が足りず、本来やろうとしていた「みんなでワイワイ」が一部できなくなってしまいましたが、一般非公開で開催した「プログラミング教室」の模様をまとめたいと思います。
### どんな場所なの?濁川。
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会場となった濁川小学校は、森町の中心部から15Km程度に位置する温泉地にある小学校で、全校生徒が12人の小さな学校です。
ちょっと幼少期を思い出すと、僕が卒業した小学校はもう少し中心部に近い-中心部から3km圏内-にありました。しかし、中心部でなにかのイベントが開催されても、小学生にはなかなか行くことができない、特に冬はきつい距離です。それが、濁川地区になるともっと大変なのは目に見えます。
僕は、『今のこの時代「インターネットが普及したネットワーク時代」では、物理的な距離なんて関係ないですよね』と言い回っており、一般的な生活の基盤については、インターネットを利用すれば日本・世界どことでも繋がり利用できます。しかし、森町のような、公共交通機関が少ない地方での、いわゆる交通弱者と言われる、子供やお年寄りは、いくらネットがあっても自分の力だけでどうしようもできないことも多い。
こういった場合どうするべきか。僕が考えた解決へのアプローチは、基本的な部分についてはICTを駆使し、効率化することで、人的リソースを確保し、上記の地域に「直接出向く」。
今回はこんな思いもあり、普段なかなか体験することができないであろう「プログラミング学習体験」を、森町教育委員会・濁川小学校の協力の元、開催してきました。
### イベント内容
今回の講師は、藤井靖史さん、やまざきはるきさん、若狭正生さんの3人。
イベントは大きく2部構成で開催しました。
1部は、藤井さんによる「あたらしいおかねのはなし」
2部では、1-3年生はやまざきさんによる「Strawbeesワークショップ」、4-6年生は若狭さんによる「micro:bitワークショップ」
**あたらしいおかねのはなし**
お札や硬貨を片手に、質問。「これはなんでしょう?」
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藤井さんが、お札や硬貨を全生徒に見せ、「これなんだと思う?」という質問を投げかけると、子供達はみんな「一万円!!!!」「お金!!!」「お札!!!!!」と答えます。しかし、それらは答えじゃないと藤井さん。
「これはただの紙です」「みんなが、これは【お金】というルールを決めたからお金になった」「昔はこういうルールを自由に作れなかったけど、今の時代は作れるようになってきた」「みんなは、お金だけじゃなく【作れる】という面白い時代にいるんだよ!」といった、「お金」を起点としながらも、「モノ」の価値とそれを「創る」重要性について、おはなしをしてもらいました。
最初はキョトンとしていた子供達も、最後の方にはいろんな意見を出し合って行きました。
**Strawbeesワークショップ**
よし、とりあえず「おっきいもの」作ってみようか
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第二部にうつり、1年生から3年生の8人には、やまざきさんがStrawbeesを使ってみんなと遊びます。
Strawbeesはよくあるストローを繋げ合わせることができる「コネクター」で、2本繋げ・3本繋げ・5本繋げといった種類があります。
やまざきさんが「おっきいだけじゃなく、自立しなきゃだめだよー」と言うのですが、子供達が一生懸命大きく作ったものはなかなか自立しない。このStrawbees、実際にやって見るとわかるのですが、絶妙に難しい。
自立させるためには「どんな形にしなければならないのか」「どう繋げるのが良いのか」といった事を考えなければならず、これがプログラミング思考につながっていきます。
**micro:bitワークショップ**
これ、みんなも触ってる「スマホと同じ仕組みだよ」
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そして、4年生から6年生の4人は、若狭さんがmicro:bitを利用したプログラミング方法をレクチャーし、実際のプログラミング経験をしてもらいました。
とはいっても、「難しいコードを書く」と言うものではなく、画面上で「レゴブロックで遊ぶ=ブロックをくっつける」ような仕組みを使い、プログラミングをして行きます。ここは先ほどのStrawbeesと似ているところですね。
Strawbeesは物理的なものでしたが、micro:bitでは、画面上のブロックを組み立て、それを書き込む事でさまざまな挙動をします。
流れとして、まず基本的な考え方を伝え、基本ブロックを一緒に作成、その後、「じゃあここを自分の好きなように変更してみよう!」を繰り返して行きます。
そうすると子供達は個々に考えはじめ、試し、できない時には悩みます。最終的に悩み抜いた末に完成すると、「できたー」と歓喜の声をあげ始めます。そのプロセスを間近で見ていると、例えば子供達が「ここわからない!!」と聞いてきても、なぜか僕たちも「いきなり答えは教えない」というか、「ここはヒントで抑えておいた方がいいな」という考えをするようになっていくのが不思議でした。
### まとめ
正直にいいますと、今回のイベントが大成功だったかどうかと言われると「わからない」です。
これから10年、20年後、濁川小学校の子供たちの「心の片隅」に今回の体験が残り続け、スーパークリエイターになっている可能性・クリエイターやプログラマーではなくとも、他業種でその思考が役立っている可能性・意味のない事だった可能性、様々な可能性があります。
でも、そんなの、今の時点ではわかりません。
運営するこちらが全くの素人だった-大人と違って、子供達はどんな動きをするか全くわからなかった(前述のとおり、興味のある子だけではないので。)・そもそもどんな組み立てをしたら良いのかすらわからなかった-という中でのイベント開催。
このため、講師陣のカリキュラムは自体にはひのうちどころが無くても、やはり振り返ると、運営上ここは失敗だったな、もっとこうした方が良かったなというところは多数あります。逆に、こんなところでこんな良い反応をするんだ!ということがわかったことも多くありました。
こう言うと、語弊が生んでしまうかもしれませんが、「これまでやったことがなかった事をやるという実験」ということでは、僕にとってはとても気付きが多く、とても良いイベントとなりました。
「次、またやりたい?」と自分に問いかけたら、「絶対やるべや」と言ってましたので、また開催したいと思います。
### おまけ
ピザは正義でした。
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Code for Niigata

Code for Niigataの山田です。ご無沙汰しております。早速ですが、ブリゲード・ミートアップの告知をさせていただきます。春の雪融けにむけて動きだそう!~ブリゲード・ミートアップ 2018 in 北信越
【開催概要】2018/3/10(土) 13:30 – 17:00参加定員:150名(多目的ホール収容人数)場所:新潟市中央図書館(ほんぽーと) 多目的ホール(3F)(〒950-0084 新潟県新潟市中央区明石2丁目1ー10)アクセス:新潟駅下車 万代口より徒歩約10分(約700メートル)テーマ:地域内の連携、行政のオープンデータ最前線
エリア別ブリゲード・ミートアップの第2回となります。テーマは、地域内の連携、行政のオープンデータ最前線のほかに、Code for Japan Summit2018も新潟開催を予定しておりますのでこちらもお話させていただければと思います!なお、参加費は無料(懇親会は実費)です。
ということで、皆様のご参加をお待ちしております!!※なお、3/10,11は新潟酒の陣開催期間ですので合わせてどうぞ
さて、1月、2月と新潟は大雪に見舞われ、朝に雪かき、昼間は仕事で夜雪かきという生活がしばらく続いておりました。車での移動もままならない中、オンラインでの打合せにはかなり助けられました。イベントの時期には雪もとけている(ハズ・・・
現在、新潟ではCode for Japan Summit 2018新潟開催に向けた準備を一歩一歩進めています。
新潟メンバーだけでなく、興味関心を抱いていただいた皆さまと作り上げていければと思っておりますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

Code for ふじのくに/Numazu

2/2に市川が、メンバーである沼津市長の大沼さんに呼び出されて、来年度に沼津市にオープンデータ活用推進係作るよ!って話と、これを手伝ってあげて!って話をしてきました。というのが一番のトピックスです。メンバーで一緒にやっていた頃から、市の情報を見える化しないといけない、オープンガバメントに積極的だったのですが、今こういう形で実を結びました。また、大沼市長からは、市民と対話するために地区ごとの情報見える化してよ!(お前がいうな!)ということを依頼されているので、今年は地域カルテ手伝うことにしました。
2/18日のふじのくに定例でも、地域カルテの事例紹介を、うちでやるならなんだろう?を議論しました。結果として、沼津市のアンケートが地域ごとに集計できないから、広域自治会に話をして、自治会単位でアンケートやってみよー!と皆さんから合意を得たので、Code forが行う、アンケートデータってのをやってみることにしますよ。
2月は他には、清水町、富士市へのオープンデータ教育をするなど、地道な活動をしているところです。きっと、2/28には、政府の推奨フォーマットで富士市が2つほどデータを公開してくれることでしょう!派手なことをやってるようで、地道なCode for ふじのくにの実況は、今回はこれにて。

Code for Sanuki

Code for Sanukiの英さんのお誘いで2/24に香川県高松市で開催された「スマートシティたかまつシンポジウム2018」に参加してきました!
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高松市では、複数分野のデータの収集・分析等を行う共通プラットフォームを構築し、データ収集・分析等を行う「データ利活用型スマートシティ推進事業」に取り組んでいます。今回のプロジェクトではFIWAREというEUの官民連携プログラムで開発・実証されたOSSのIoTプラットフォームが活用されることになっており、どのような成果が生まれるのか注目されます。
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シンポジウムでは、英さんの軽快な司会進行のもと、大西高松市長や平井卓也衆議院議員が高松市や国の取り組みについて話をされました。私も45分いただいて、浪江やデータアカデミーなどの取り組みについて話をしました。他の地域と同様に色々な障壁があるとは思いますが、高松市でもITによって行政と市民、企業との距離が縮まっていって欲しいと思います。
また、懇親会や2次会、3次会(笑)などで英さんと話しましたが、ブリゲードによって活動内容や目指すしていることは本当に様々です。何が正しいではなく、お互いを尊重した上でうまく連携していきたいと改めて思いました。

Code for Toda

代表の伊藤です。よろしくお願いいたします。
2017年もあとわずかという昨年11月、戸田市役所情報政策統計課に呼び出されまして、なんだろなー、と出かけてみますと、「オープンデータの活用について意見をお聞きしたい。アイデアソンやりませんか」と無茶なお達しが。
活動開始から2年、ゆるーくゆるーく活動してきたCode for TODAにとって、最大の事件となりました。そこからは、定例会らしい定例会を月一いや月二くらいで開催し、チラシやポスターを配布し、Tシャツを作成し、ついに2月12日に「e-Toda(いいとだ)オープンデータ・アイデアソン」を開催することができました。
アイデアソンのレポートは、Code for TODAのホームページに掲載していますので、そちらを是非ご参照ください。
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ほとんどのメンバがアイデアソン初体験でしたが、実際にアイデアソンに参加し、市役所職員やご参加いただいたたくさんの方々の熱い想いに刺激を受け、次はハッカソンをやろうと鼻息を荒くしています。
どうなることかはまったくわかりませんが、今後のCode for TODAのアクションにご期待ください。
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Code for Japan

先月はじまったブリゲードへのイベント協賛プログラムをCode for Mori(ハウモリ)とCode for GIFUに早速使っていただきました!レポートに掲載されていましたが、イベントも大成功とのことで、CfJとしても大変嬉しいです。まだまだ受け付けていますので、ぜひお申し込みください♪

ともに考え、

ともにつくる。

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