Civic Tech Fun! Fun! Report! 2021年 2月号

2021.03.07 | 活動レポート

はじめに

Civic Tech Fun! Fun! Report! 2021年2月号は、 Code for Amagasaki、Code for Giin、Code for Kusatsu、Code for Nerima、Code for Japanの5団体のレポートを掲載しています。
2021年が始まり早2ヶ月。来る春にぴったりな各ブリゲードからの明るいニュースをお届けします!各地で開催されたイベントや近況報告、新年度にやりたいことなど、内容盛りだくさんの2月号をぜひお楽しみください♪
協力:たださん(Code for Amagasaki)、八木さん&島津さん&太田さん(Code for Giin)、Code for Kusatsuの皆さん、青木さん(Code for Nerima)、角さん(STO事務局)

Code for Amagasaki

毎年恒例のインターナショナルオープンデータデイのイベントを開催します。
コロナが収束してませんので、今年も非接触非集合のイベントにします。
今年は
です。
市内のおもろい看板とか地物の写真を投稿してムフフと微笑む催しです。
イベントページを作ってて気付いたんですが、C4AMAのIODDのイベントは6年目…これからも継続して参ります。

Code for Giin

こんにちわ。草津市議のやぎーん(八木)です

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各地の議会では2月から新年度の予算審議が始まっているのではないでしょうか。自治体の1年の活動を決める大事な議会です。ご存じのように、行政は議会によって議決された予算に基づいて業務を遂行しています。予算にないものについては基本的には動くことができません。そのような意味からも予算審議は1年でもかなり重要な議会となります。みなさんも、お住まいの自治体の予算がどのようなものか、ホームページ等で公開されているはずなので、是非、ごらんください。

こんにちは。兵庫県高砂市議会の島津明香です。

昨年12月に第一子を出産しました。産休を取得し、2月24日から始まった3月議会から仕事復帰しています。
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私の所属する議会では、2019年12月から、議会のICT化としてペーパーレス化が行われていました。おかげで、これまででは議会に行かないと得られなかった議案書がタブレットに格納され、産休中も情報を取得しながら市民の方にお知らせすることができました。
また、2020年6月から始まった本会議のwebライブ配信も、休んでいる間の議論についていくことに役立ちました。市民の方に見ていただくことが主たる目的ですが、こんな役立ち方もするのですね。
ちなみに、娘は生後1ヶ月で傍聴デビュー。web傍聴はこどもにも子育て中の家庭にもやさしいです。
ぜひ皆さんもお住まいの地域の議会、覗いて見てください。

Clubhouseは議員の新たな情報発信ツールとなり得るか?

こんにちは。岐阜県・垂井町議会議員の太田佳祐(おおた けいすけ)です。
1月23日から日本でもサービスがスタートした音声SNS「Clubhouse」をご存知の方も多いでしょう。Code for Giinの一員として「まず使ってみよう」という気持ちで登録してみました。結論としては、新たな情報発信のツールとして活用できると思います。
動画でのライブ配信はビジュアルを意識しなければなりません。しかし、Clubhouseは音声だけの配信なので、思い立った時に気軽に配信できます。また、聴衆と気軽にコミュニケーションが取れるため、その場で新たな人の繋がりができます。私もClubhouseで新たな繋がりができ、プロジェクトの立ち上げを企画するようになりました。
議員であれば、人前で話をするのが得意な人が多い(ハズ)なので、積極的に活用できると思います。「初めてでどうすれば良いか分からない…」という方は、ぜひコラボ配信をしましょう。ぜひ@keisukeota_gifuで検索し、コンタクトください。
今後も、新たなガジェットやサービスには積極的に挑戦していきます。

インターナショナルオープンデータデイ 2021.02.28

IODDのイベントとして2月28日に関西オープンデイというイベントが開催され、その中でCodeForGiinの紹介をさせていただきました。(^^♪
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Code for Kusatsu

第52回定例会

こんにちは、CodeForKusatsuのやぎーん(八木)です。
c4kでは、定例会で、Civic Tech Fun! Fun! Report!の今月のテーマをみんなで話し合って記事を書くことにしました。
今月のテーマは、コロナが収束して、新年度にみんながやりたい企画、草津に呼びたい人、等々、妄想OKということにしました。そこで2月号では、メンバー一人ひとりの妄想や夢やイベント企画をお届けしようと思います。(^^)
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国際オープンデータデー(Iood)参加

この記事がアップされるときには終了していますが、IODD(インターナショナルオープンデータデー)に、関西の有志で参加します。CodeForKusatsuからは、高校生プログラマーのゆうせい君が高校生シビックテッカーとしていま思うことをプレゼンしてくれます。春から筑波大学へ進学がきまっており、旅立ち前のプレゼンを楽しみにしています。
なお各地からのイベント参加は、CテレのFBサイトで公開中です。https://www.facebook.com/Civictechtv-106272468106835/?ref=page\_internal
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☆メンバーが新年度にやりたいこと、夢・妄想OK!!

●やぎーん:琵琶湖の水を直接飲もうツアー!!

昨年はコロナ禍で人との出会いが壊滅状態でした。ことしは、コロナが収まったら、CodeForのみなさんに是非、琵琶湖にお越しいただきたいと思います。そして琵琶湖で普通の旅行ではできない貴重な体験をしていただきたいと思います。(^_^)
貴重な体験とは・・・それは、琵琶湖の水を直接飲むことです。
琵琶湖は南北に広がる湖で北湖の水は直接飲める水質を維持しています。(本当ですよ(^_^)) 昔は、湖岸に橋板という板がつきだしてあり、人々は生活用水として琵琶湖の恵みの水に感謝し生活していた歴史があります。いまも一部残されている橋板から、水を飲む体験をしていただきたいと思います。CodeForJapanの陣内さんとCodeForCATの太田さんは飲まれたことがあります。
みなさん、今年は琵琶湖でお待ちしております。!!
※水と暮らしの文化(日本遺産):https://ja.biwako-visitors.jp/spot/detail/317
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としみん:オンラインでワールド・カフェ「そもそもITって何?」

すでに生活のインフラになっているIT。IT関連用語を聞かない日はないくらいだけど、そもそもITって何? ITが進化することで便利な世の中にはなるんだろうけど、それがみんなの幸せにつながるはずなんだろうけど、どんな未来を目指して進んでいるのかな? 一方で二極化が進むだの、一部の人が利益を享受するだの、いろんな言葉が耳に入ってきたりしてもやもやしてる。そのもやもや、みんなでしゃべって楽しみた~い。

●おくみか

☆Food for Japanと共催で、シビックテックな皆さんと地元民とで琵琶湖で100人バーベキュー。
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☆定例会後の飲み会早くやりたい。
☆マヤ暦アプリかマヤ暦LINEbotを作るw
☆草津市や各学区地区でマッピングパーティー開催♪地域の人といっぱいしゃべる

●よーこ

☆昇竜拳作った人と会う~。マレーシアか草津で会う。
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グラレコを楽しむ~。

Code for Nerima

Code for Nerimaの青木です。2月は定例会と放送後記と2つオンラインでイベントをおこないました。今回の定例会もZoomのみでYouTubeには配信せず行いました。その方がゆるく気軽に世間話もできるのでいい感じです。
定例会の内容はうちのテックナード(おたく)チームの三人が普段使っているツールを紹介するってことで企画してみました。青木、吉倉さん、横田さんでGit、kintone、vscode, draw.io、QGIS、アウトラインエディターなど。
で、紹介してみてわかったのですが、意外といろんなことを知ってる前提で使っているよねってことです。僕はテックとノンテックって分けるのは好きじゃないのでそういう言い方はしないのですが、知識として「これはこういうことができるツールだよ」ってことを知ってもらっておくだけでいろんな話題に入れると思ってます。
話してる方も探り探り、聞く方も必死に過ごした定例会でした(笑)。またこの機会は作りたいと思います。
そしてそんなことを振り返りながら吉倉さんとただ話してる放送後記。誰トクな番組ですが、この番組の主な視聴者はCode for NerimaのメンバーたちというのもCode for Nerimaならではなのかなと思ってしまいます(笑)
また3月も、定例会と放送後記でお届けします。
さて、個人的にはいまサーバーサイドとフロントエンドのウェブの開発の勉強をしています。僕はアプリケーション開発ばかりやってきたのでその辺ほんと疎かったのですが、ぼちぼち勉強しています。新しいことを学ぶということは、新しいものを作れて、そしてそのスキルで他者に貢献できる。僕は大人の学びは「他者貢献」だと思っています。そうして得た知識をメンバーや地域に還元していきたないと思っています。
と、いいこと言って締めたいと思います。ではまた。

Code for Japan

こんにちは!Code for Japan STO創出PJ事務局の角です。
(*STOとは、ソーシャル・テクノロジー・オフィサーの略称で、経営視点からNPOのIT導入や活用を担う人材のことです)
1月30日に、フィールドワークについてNPOとSTOの生の声をお届けするトークイベント「フィールドワーク事例共有トークvol.1 」をYouTube Liveで開催しました。そのパネルディスカッションの模様を、一部レポートします!
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■イベント概要

NPOにとってもIT人材にとっても、初めはどう協働したらいいのか分からないもの…。そんな状態で、雇用や業務委託の関係性を結んで、CTOのように中長期的に経営視点で関わるなんて、とてもハードルが高いですよね。
そこでSTO創出プロジェクトでは、NPOとSTO候補者の相互理解を深めるため、初めの数ヶ月間は、スコープを絞って無償でプロジェクトに取り組むお試し期間を設けています。わたしたちはこの期間を「フィールドワーク」と呼んでいます。
「実際どんなNPOやSTOが、どのようなフィールドワークに取組んでいるのか?気になる!」ということで、NPO・STOを招いて、本音トークを繰り広げるイベントを開催しました。
今回の登壇者はこちら。熊本を拠点に、離島地域の移動の課題解決に取組むNPO法人イーモビネット代表と、参画したSTOチームの4名にご登壇いただき、「海上タクシー夜間乗り合い便の予約システム作成・検証」に取り組んだ3ヶ月間のフィールドワークを振り返り、赤裸々に語っていただきました。
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当日はまず、プレゼンテーション形式で活動報告していただき、その後パネルディスカッションで「最も大変だったこと」「NPOと協働する上で大切にしていた考え方や姿勢」「フィールドワーク前後の変化」の3つのテーマを軸に深掘ってお話を伺いました。本記事では、パネルディスカッションについてレポートしていきます。活動報告のプレゼンは是非、You TubeSlideshareを参照ください。

■スコープ設定に悩んだ立上げ期。ディスカッションを加速させたのは「考えの可視化」

ーー1つ目のテーマは「最も大変だったことについて」です。今回「3ヶ月という限られた期間」という観点の他にも、「遠隔地とのオンラインコミュニケーション」「離島地域の現地の課題に向き合うこと」など、色々な難しい要素があったと思うんですけれども、いかがでしょうか。
村井(STO):そうですね。まさに今おっしゃられたように、短い期間でやるのも大変だったんですけれども、特に最初の立ち上げが大変でした。というのも、私自身がSTOが初めてというのもありましたし、メンバーも「初めまして」であったこと、また、うみラクプロジェクトで行われている活動を理解するところからスタートしてますので、そこからどうやってこのフィールドワークの期間でやることを定めていくべきなのか悩みましたし、一番大変だったなと思います。
ーースコープを定めるのは、やはりNPOさんはどんどん想いとかも出てくるので、結構皆さん苦労されるところかなと思うんですけれども、今回どう乗り越えたのでしょうか。
村井(STO):そうですね、可視化というか、僕たちの考えていることを見せていくことがディスカッションを加速させる、と思っていました。あとは気持ち的な問題ですよね。常ににこにこ、楽しくやりたいなということを心がけていましたね(笑)
▼ 現場担当者からヒアリングした内容をベースに現状フローを可視化
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■NPOの声を真摯に受け止め、まずはやってみること

ーーありがとうございます。大事ですね。すごく共感しました。2つ目のテーマが「NPOと協働する上で大切にしていた考え方や姿勢」についてなんですけれども、やはり本業と違う難しさもあったのではないかと思っています。ここについて太田さんにお話伺いたいと思います。いかがでしょうか。
太田(STO):そうですね、私としては主に2つ心がけていたことがあって。
1つ目は、とりあえず議論するより、何かしら手を動かしたいなというのがありました。というのも、2つ目に通じる話なんですけれども、NPOさんが今まで長年かけてやってきたものを、1~2週間で我々が全部受けとめて、課題整理して、実行できるかっていうと、そうじゃないと思うんですよね。そういった時に、重要になってくるのが、やりながら現状把握をしていくことかなと個人的には思っていたので、まずは何かしら手を動かしてみる
2つ目に心がけていたのは、手を動かすといっても、何をすればいいかわからないと思うんですよね。その時にやっぱり基準になるのが、NPOさんの声だと思っていて、それを真摯に受け止めること言われたことに対して、これって本当に課題なんだっけ?と思う時もあるかもしれないんですけれども、まずはそこは受けとめて、じゃあやってみようか。やってみて、ちょっと違うなと思ったら、提案すればいいことだと思うので、そういうようなところを心がけてやっていきました。
ーーありがとうございます。PJでご一緒させていただいた時も、太田さんのその思想が見受けられて、素晴らしいなと思って拝見しておりました。IT人材の方は、色々先を見越して「もっとこうした方がいいんじゃないか」と言ってしまうところを一歩止めて、まずは尊重する、という姿勢はすごく勉強になるなと思いました。
▼作成した画面イメージ試作品第二号。とことん議論し、何度も修正を繰り返して仕様詳細を擦り合わせた
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■地方の高齢者でも使いやすく、運用コストの低いシステムづくり。実現のカギとは

ーーNPO側の立場から、鶴岡さんはどのようにコミュニケーションされていたのでしょうか。
鶴岡(イーモビネット):ちょっとその答えに入る前に、この度は皆さんに大変お世話になりました。プレゼンの方で紹介があった、熊本の離島の課題に取り組んで頂いたわけなんですけれども。今日聞かれている皆さん方って、こういったスマートフォンの予約システムを作るというのは「なんだ、よくある話か」みたいなことを思われたかもしれませんけれども、実は結構大きな問題を2つくらい、私達は悩んでいたんですね。
1つはやはり、こういった地方の高齢者の方は特にそうなんですが、なかなかスマートフォンも使えない、ITリテラシーの低い方がいらっしゃって、そんな方々にどうやって使いやすいものをつくっていくかを悩んでいました。
また、続けていくためには重たい仕組みをつくると運用が大変だし、実際ITのソフトベンダにお金を払ってやっていただいても、ランニングコストが高かったりするので、いかに軽いシステムを作っていくかを非常に悩んでいたんです。
そんな中で皆さんに出会って、この3ヶ月間でやっていただいたのは本当にありがたいと思っています。
そうですね、やっぱりコミュニケーション、先程からお話があったように、皆さんからご提案いただいたものを私達も受け止めて、私達のほうも今までやってきた地域の課題、やりたいことを素直にぶつけられたと。それがオンライン上でも思った以上にうまくできたというところが非常に良かったかなと思っています。それと、先程の村井さんのプレゼンでもありましたけれども、実際に現地にきていただいて、課題や思いを肌て感じて、共感いただいたということで、すごくよくコミュニケーションが取れたのが成功の要因じゃないかなと思っています。
▼御所浦で試乗させていただいた海上タクシー
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■「正直、初めは信じていなかった。」個性溢れるSTOチームとの協働で生まれた変化

ーーありがとうございます。3つ目のテーマに入っていきたいと思います。鶴岡さんは活動の拠点が熊本ということで、「現地で常駐で活動」してくださるエンジニアを「雇用」したいというのが当初ありました。その中で今回、「オンライン」で「プロボノ的な関わり方をする、お試し期間」というフレームに対して、戸惑いや不安もあったのではないかと思います。その辺り、初めどう感じられていて、その後どう変わっていったのか、というところお話を伺えたらと思いますが、いかがでしょうか。
鶴岡(イーモビネット):はい。角さんがおっしゃるように、私達がやろうとしている課題解決は、システムをつくって「はい、使ってください」とやるだけではうまくいかないだろうな、ということを大体想像していたんですね。なのでやっぱり、現地の方とのインタラクティブなやり取りの中で作り上げていくというふうなところがポイントかなと思っていました。
そういったところで、リモートで、皆さん全国色々な所で活動されている方が、実際に地域の課題を解決をするシステムを作っていただけるかな?というのは、当初から不安というよりも、半分、無理と思っていました(笑)。正直なところですね。できっこないかなと思っていたりしていたんですけれども、でも皆さん方、事務局の方々の熱心なお話を伺って、ちょっとやってみるかということで、乗っかるつもりでやったんです。
結果として、皆さん方のチームワークや、共感いただいたところがすごく大きくて。4名の方がそれぞれ個性的で、もっているものも多種多様で、同じITという一言ではくくれないくらいに、バックグラウンドも別々で色々なことを経験されている方で、またバランスもよく取れていたし、村井さんのリーダーとしてのマネジメントもすごく良かったので、それに救われてですね、思った以上という言葉で表現できないくらいの成果を出していただいたと思っております。ありがとうございます。
そういうことで、ちょっと失礼な言い方ですけれども、本当に初めは信じていなかったというのが正直なところでございます。
ーーありがとうございます。そういう生の声を聞かせていただけることが本当に何よりも嬉しいなと思います(笑)
▼クロージングMTGでのzoom集合写真
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…今回はここまで!最後までご一読いただき、ありがとうございました。STOとしてNPOと協働することに少しでも興味がある方はぜひ、Code for JapanのSlack内のチャンネル#proj-sto_communityへご参加ください。またメールでのお問い合わせもお待ちしております。

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